中秋節(jié)（舊暦8月15日、今年は9月29日）と國(guó)慶節(jié)（建國(guó)記念日、10月1日）に合わせて、今年は9月29日から10月6日まで8連休となった中國(guó)。さらに盛り上がりを見せている第19回アジア競(jìng)技大會(huì)（杭州アジア大會(huì)）の開催が重なり、「増強(qiáng)版」となった今回の大型連休には、多くの人が旅行に出かけた。飲食や移動(dòng)、観光スポット、宿泊施設(shè)などのサービス消費(fèi)は力強(qiáng)い伸びを見せ、ホリデー経済を主に牽引する原動(dòng)力となった。例えば、今月5日にフードデリバリー大手「美団」が発表した「8連休消費(fèi)データ」によると、中國(guó)全土の1日當(dāng)たりのサービス消費(fèi)規(guī)模が、2019年同期比で153％増となり、ここ5年で最も活況を呈した國(guó)慶節(jié)休暇となった。

上空から見た広西壯（チワン）族自治區(qū)の北海十里銀灘の景色（ドローンによる撮影?李君光）。

美団のデータによると、中國(guó)全土で最も人気となった観光都市トップ10は北京、上海、南京、西安、成都、重慶、武漢、長(zhǎng)沙、杭州、洛陽(yáng)だった。ニッチな都市のホテルの利用數(shù)は2019年と比べて増加幅が最大となっている。

また中國(guó)の消費(fèi)者は8連休中、中國(guó)國(guó)內(nèi)だけでなく、海外にも足跡を殘した?？讠偿撺单ぅ?大衆(zhòng)點(diǎn)評(píng)のユーザーは、135ヶ國(guó)?地域で、飲食やアクティビティを體験していた。中でも最も人気だった旅行先は、香港?澳門（マカオ）特區(qū)、東南アジア、日本、韓國(guó)だった。

中國(guó)とベトナムの國(guó)境に接している広西壯族自治區(qū)憑祥市の「友誼関」景勝地は連日、そこを観光する観光客のほか、ベトナムへ向かう観光客で大混雑となった。広西憑祥和平國(guó)際旅行社有限公司の鄧慶芳業(yè)務(wù)経理によると、8連休中、同市では、1日當(dāng)たり観光客100人以上が出國(guó)手続き行った。企業(yè)も市場(chǎng)のニーズに合わせてより多くの新たな旅行ルートや観光商品を打ち出したという。

一方で、杭州アジア大會(huì)の競(jìng)技會(huì)場(chǎng)に行って、素晴らしい試合を観戦するというのも8連休中における胸の高ぶる選択肢の一つとなった。美団や大衆(zhòng)點(diǎn)評(píng)のデータによると、連休中、杭州アジア大會(huì)ブームに乗って、浙江省のサービス消費(fèi)のオーダー數(shù)が2019年同期比で195％増を上回る伸びを見せた。都市別の増加幅トップ5には、舟山、臺(tái)州、寧波、嘉興、溫州がランクインした。また、杭州市の飲食店のオーダー數(shù)が443％増、スポーツ?フィットネスのオーダー數(shù)が762％増となった。

10月4日、広西壯族自治區(qū)南寧市の三街両巷でパフォーマンスを見る人々（撮影?陸波岸）。

中國(guó)で新たに人気を集めつつある「ホテルツアー」を楽しむため、人気ホテルに「泊まって遊ぶ」ことを體験する消費(fèi)者もいた。8連休中、大衆(zhòng)點(diǎn)評(píng)の「絶対に泊まってみたいホテルランキング」にランクインしたホテルの宿泊者數(shù)は前月比で120％増となった。同ランキングに名を連ねている上海の和平飯店（フェアモント?ピース?ホテル）は、和平博物館や9ヶ國(guó)の獨(dú)特な建築様式で裝飾されたスイートルーム、外灘（バンド）を一望できるテラスを巡る「ホテルツアー」を1日3回企畫しており、宿泊客は100年前の上海に「タイムスリップ」したような気分を體験することができる。

食べ歩きやスポーツ観戦、ショー鑑賞、シティサイクリング、さらにはホテルツアーなど、8連休中は、フレッシュなアクティビティやスタイルが続々と登場(chǎng)し、豊富な旅行體験が提供されたほか、消費(fèi)市場(chǎng)に新たな活力が注入された。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2023年10月7日