中國航空工業(yè)集団有限公司によると、中國民用航空中南地區(qū)管理局はこのほど、湖北省荊門市でAS700有人飛行船型式合格認(rèn)定プロジェクト審査會議を開き、同飛行船がすでに設(shè)定された適用基準(zhǔn)に合致しているとの見方を示し、型式証明の発行を提案した。新華社が伝えた。

同飛行船は航空工業(yè)特殊飛行器研究所が獨(dú)自に研究開発した民間用有人飛行船だ。同プロジェクトは2018年6月に立案され、同年8月に実施された。1機(jī)の技術(shù)検証船と2機(jī)の耐航性検証船の計3機(jī)を生産する。同飛行船の研究開発は中國內(nèi)外の低空観光市場の需要に基づき、「1機(jī)多型、シリーズ開発」の設(shè)計理念に基づき行われ、將來的には主に観光、空中広告、航空物理探査、緊急救援、海洋モニタリング、貨物輸送などの分野に用いられる。

AS700有人飛行船。（畫像提供は中國航空工業(yè)集団有限公司）

同飛行船の內(nèi)部は操縦室、乗員室、動力燃油室に分かれる。最大航続距離は700km、最大航続時間は10時間、最高飛行速度は100km/h。同飛行船は軽量高分子カプセル型材料と高信頼性引き裂き防止構(gòu)造を採用し、ヘリウムガス安全弁で過剰圧力を防ぐ。エンジン2基もしくは操縦システムがコントロールを失った場合でも安全に著陸できる。推力偏向制御により、同飛行船はホバリングと短距離離著陸を?qū)g現(xiàn)でき、離著陸場の建設(shè)が容易になった。巡航狀態(tài)の1時間當(dāng)たりの燃費(fèi)は45リットル。

航空工業(yè)集団の関係責(zé)任者は、「同飛行船の研究開発の成功により、中國の有人飛行船の開発能力と技術(shù)水準(zhǔn)が向上し、有人飛行船の製品研究開発體制及び耐航適合性技術(shù)體制が徐々に構(gòu)築され、中國の汎用航空産業(yè)及び観光設(shè)備製造業(yè)の発展が推進(jìn)されることになる」との見方を示した。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2023年12月4日