蘇利栄さんと同僚たちが制作した花饃「竜鳳呈祥」（撮影?白永民）。

中國北部の多くの地域では、春節(jié)(舊正月、2024年は2月10日)を迎えるにあたり、「花饃（飾り蒸しパン）」を蒸す風(fēng)習(xí)がある。飾り蒸しパンは生地を発酵させて作るが、その「発」の字には、新たな年に富がもたらされるようにという願(yuàn)いが込められている。そして蒸し上げる工程の「蒸」の字には、新たな年が日ごとに豊かになって欲しいという願(yuàn)いが込められている。そのため、春節(jié)を控え、河北省定州市に住む民間手工蕓職人の蘇利栄さんと同僚たちは、ますます忙しくなっている。彼女たちはそのスキルを駆使し、小麥粉の生地を捏ねては、ユニークな様々なデザインの花饃に仕上げている。そして新たな年を歓迎するため、干支の竜をデザインした花饃を制作しており、「竜鳳呈祥」や「金竜送福」、「竜年大吉」など様々な目出度いデザインの花饃が、年越しムードを盛り上げている。中國新聞網(wǎng)が伝えた。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年1月24日