中國國家博物館で開催中の辰年を祝う新春文化展「竜肇新元」で展示されている文化財（寫真提供?中國國家博物館）。

中國國家文物局によると、春節(jié)(舊正月、今年は2月10日)に合わせて8連休となった今月10日から17日にかけて、中國全土の博物館の來場者數(shù)は前年同期比98.6％増（2023年は延べ3704萬8600人）の延べ7358萬100人に達した。陝西省や四川省、江蘇省、広東省、山東省、河南省、浙江省、江西省の8省の博物館はいずれも來場者數(shù)が延べ300萬人を超えた。

中國國家博物館で展示されている紅山文化の玉竜（寫真提供?中國國家博物館）。

「春節(jié)を博物館で」が、多くの人の新しい「年始行事」となっており、人々の祝祭日に対する考え方や過ごし方の変化のほか、博物館が一般の人々の日常生活にますます浸透し、一般的な文化や生活における必需品となっている新常態(tài)（ニューノーマル）を反映している。

春節(jié)期間中、中國全土の多くの博物館は所蔵する文化財から展示品を選び抜き、「辰年」をテーマにした多彩な特別展やイベントを開催した。多種多様な竜をテーマにした文化財は、中華文化において、竜には豊富で奧深い意味が込められていることを示しているほか、歴史の各時代の中國人のスピリッツ?信仰、美的意識?追求、技術水準、さらに中華文明の獨特の魅力を反映している。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年2月19日