中國大陸部と臺灣地區(qū)の漢服愛好者が19日、臺灣銘伝大學?桃園キャンパスで交流した。同大學に通う女子大生の王姿慧さんは取材に対して、「私が漢服について知るようになったのは、ここ數(shù)年、馬面裙（プリーツスカートタイプの伝統(tǒng)衣裝）が流行したのがきっかけ。ずっと漢服を著てみたいと思っていたけど、臺灣地區(qū)ではなかなか機會がない」と話した。中國新聞社が報じた。

19日、臺灣銘伝大學?桃園キャンパスで交流する中國大陸部と臺灣地區(qū)の漢服愛好者（撮影?楊程晨）。

中華文化促進會服裝文化委員會?漢服研究院が企畫した今回の交流會には、臺灣地區(qū)の漢服愛好者約40人が參加した。中國大陸部の漢服研究院の専門家?顧問2人が歴史の変遷、時代ごとの特徴、漢服の種類、メイクアップといった観點から漢服文化を紹介したほか、中國大陸部の漢服愛好者約10人が様々な時代の漢服を著用してPRした。

漢服を試著する臺灣地區(qū)の學生（撮影?楊程晨）。

今回のイベントは中國大陸部のある団體が実施しており、同団體はこれまで、浙江省の西塘鎮(zhèn)で臺灣地區(qū)の有名な作詞家の方文山氏が発起人となった漢服文化ウィークイベントを十數(shù)年連続で開催してきた。10年以上その開催に関わってきた唐侯翔さんは取材に対して、「漢服文化ウィークイベントを通して漢服に觸れるようになった臺灣地區(qū)の漢服愛好者も多い。同イベントは中國大陸部と臺灣地區(qū)の愛好者の文化交流プラットフォームとなっている」と話した。

2024年桃園辰年元宵燈會（ランタンフェスティバル）が今月21日に開幕する。銘伝大學の學生と交流した中國大陸部の漢服愛好者もランタンフェスティバルに參加して、各時代の漢服を紹介する予定となっている。會場には、漢服撮影エリアも設置されるほか、「漢服で散歩」や「漢服結(jié)婚式」といったイベントも開催される予定だ。

漢服の細かな點にまで興味津々の臺灣地區(qū)の學生たち（撮影?楊程晨）。

臺灣地區(qū)の學生たちは、「PRすれば、漢服は必ず臺灣地區(qū)の若者の間でも人気になるだろう。私たちも、バトンを繋ぎ、友人や同級生に勧めたい」と話していた。

唐さんは、「漢服に初めて觸れる若者の多くはコスプレイベントに參加するような気持ちでやって來る。それはいたって普通のこと。そのような若者でも、漢服についての理解が深まるにつれて、漢服は自分たちの文化であり、現(xiàn)代の人が伝統(tǒng)衣裝を著ているのであり、コスプレとは本質(zhì)的に異なることが段々と分かってくる」としている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年2月21日