重慶市の地下鉄4號(hào)線では、市內(nèi)で野菜を売るために竹籠を背負(fù)って乗車(chē)している高齢者の姿を毎日見(jiàn)かけることができる。そのため、地元で4號(hào)線は「竹籠線」と呼ばれている。

毎朝6時(shí)頃になると、4號(hào)線の石船駅では、旬の野菜がたくさん入った竹籠を背負(fù)ったり、両側(cè)に竹籠をぶら下げた天秤棒を擔(dān)いだりしている高齢者の姿を目にすることができる。彼らは周辺にある村々の農(nóng)家の人々。彼らに配慮し、駅は準(zhǔn)備を整えた後、規(guī)定の営業(yè)開(kāi)始時(shí)間より5分ほど早い6時(shí)10分には改札口を通過(guò)できるように取り計(jì)らっている。駅員も彼らがスムーズに構(gòu)內(nèi)に入ることができるようサポートしている。

地下鉄が開(kāi)通するまで、周辺の農(nóng)家のほとんどは地元で野菜を売っていたが、地下鉄開(kāi)通後は、高く売れるため、地下鉄に乗って市內(nèi)に行き、売るようになった。こうして始発電車(chē)で市內(nèi)に異動(dòng)する農(nóng)家の人々が増え続けた結(jié)果、4號(hào)線は地元で親しみを込めて「竹籠線」と呼ばれるようになった。

また最近、ある農(nóng)家の人から「地下鉄に乗る時(shí)、標(biāo)準(zhǔn)中國(guó)語(yǔ)の車(chē)內(nèi)放送は何を言っているのか分からない」という聲が寄せられたため、4號(hào)線は「重慶の方言による車(chē)內(nèi)放送をただちに手配する」とした。

現(xiàn)在は方言による車(chē)內(nèi)放送の録音を行っているところで、4月にも、一部の區(qū)間で試験的に流される予定だ。この車(chē)內(nèi)放送がスタートすると、重慶地下鉄4號(hào)線は、重慶市で方言による車(chē)內(nèi)放送を流す初めての鉄道路線となる。

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2024年4月3日