北京時(shí)間の6月5日12時(shí)10分になると二十四節(jié)気の「芒種」を迎え、夏の盛りの時(shí)期が始まる。新華社が伝えた。

太陽が黃経75度に達(dá)すると、夏の3番目の節(jié)気「芒種」がやって來る。民俗學(xué)者で天津社會(huì)科學(xué)院研究員の王來華さんの説明によると、「『芒』は麥類の植物を収穫することを指し、『種』はきび類の植物の種をまくことを指す。『芒種』になると、夏収穫の作物は収穫し、秋収穫の作物は種まきをする。収穫と種まきには密接な関連があり、よく知られるように『夏の収穫、夏の種まき、夏の管理』で大忙しの時(shí)期になる」という。

「芒種」がやって來ると、大地は金色と鮮やかな緑色に染まり、夏の植物が織りなす美しい景色が現(xiàn)れる。中國の北方エリアでは見渡す限り肥沃で実り豊かな土地が広がり、風(fēng)になびく麥の音が耳に心地よい。南方エリアの江南地方では、青々とした苗が1株また1株、高効率の田植機(jī)によって水田に整然と植えられていく。

王さんは、「芒種のシーズンになると、江南の一部の地域はこぬか雨の天気が続き、霧やもやに包まれる。この時(shí)期は梅の実が黃色く熟すシーズンでもあることから、この時(shí)期に降る雨を『梅雨』と呼び、この時(shí)期全體を『梅雨の季節(jié)』と呼ぶ」と説明した。

コツコツと畑仕事をして、大きな収穫が期待できる素晴らしい「芒種」の季節(jié)には、すべての人とすべての畑仕事に収穫があり、全ての努力が実るようにと願(yuàn)う。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年6月5日