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特許競爭力が首位 中國の風力発電が世界トップに踴り出たワケは?

人民網(wǎng)日本語版 2024年08月09日15:54

「日本経済新聞」のこのほどの報道によると、中國は2023年に風力発電機の特許競爭力で初めて首位になった。それだけでなく、今年7月には、中國の風力発電プロジェクト開発で2つの新たな進展があった。1つは「最大」の進展で、世界で単體の設備容量が最大の浮體式洋上風力発電プラットフォーム「明陽天成號」が広東省広州市で完成し、世界で初めて2枚ブレード、デュアル発電機による設計が採用された。もう1つは「最高」の進展で、建設中の世界で標高が最も高い風力発電プロジェクト1臺目の風車が、西蔵(チベット)自治區(qū)昌都市八宿県で取り付け作業(yè)を終え、最適化された設計によって5200メートル近い標高や低気圧などの環(huán)境でも安定した運営が行えるように保証している。

洋上から陸上まで、平原から高原まで、中國の風力発電企業(yè)は技術、品質(zhì)、価格競爭力を兼ね備えた製品を提供し、より多くの地域でグリーン電力資源を効率よく使えるようにしている。

ここ數(shù)年、中國では風力発電のイノベーション発展の歩みが加速し続け、技術水準は世界トップレベルとなり、産業(yè)チェーンは國産化をほぼ達成し、設備製造、開発建設から運営メンテナンスに至る整った産業(yè)チェーンシステムが構築された。中國再生可能エネルギー學會風力エネルギー専門委員會の秦海巖事務局長は、「中國は発電機の開発でフォロワーからトップに踴り出て、今や最先端技術の『無人のエリア』に突入した。風力発電の設備容量の増加と技術のアップグレードのペースは予想を上回っている」と述べた。

ハードウェアを見ると、高いタワー、大容量、長いブレードの風力発電機が次々に登場し、風力発電開発のポテンシャルを広げた。ハブの高さは2002年は約70メートルだったが、12年に約135メートル、23年に約185メートルになった。発電機の設備容量は最も早く開発されたものは600キロワットだったが、今や18メガワット?ハーフダイレクトドライブ洋上風力発電機が獨自開発され、毎年の平均発電量は7200萬キロワット時に達し、約4萬世帯の年間電力消費量を賄える。

ソフトウェアを見ると、先進的な人工知能(AI)によるモノのインターネット(IoT)、コグニティブコンピューティング技術などが風力発電機の環(huán)境認知、意思決定、安全対策などの能力を大幅に向上させた。「明陽天成號」を例にすると、スマートセンサーが3000個以上取り付けられ、一連のスマート判斷を通じて、複雑で変化の多い環(huán)境に柔軟に対応することができ、発電性能が最大限引き上げられた。

今では、世界の風力発電のブレード、ギアボックス、発電機などの部品は6-7割が中國で製造されており、完全獨自開発の中國の風力発電技術が世界のトップを走っている。

技術競爭力が高まり、「大型風力発電機」が力強く回り始めた。最もわかりやすいのは、設備容量の規(guī)模が拡大して発電コストが下がったことだ。13年から23年までの間に、中國の風力発電設備容量は約7600萬キロワット余りから4億4000萬キロワット以上に増加した一方、発電コストは約60%低下した。中國の風力発電機は大型化、ハイテク、低コストの優(yōu)位性に支えられて、風力発電が世界規(guī)模でコストを負擔できるグリーンエネルギーになるよう後押しし、世界的な気候変動への対応に非常に大きく貢獻している。(編集KS)

「人民網(wǎng)日本語版」2024年8月9日

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