青蔵高原（チベット高原）の生態(tài)系が全體的に改善する傾向にあり、「アジアの給水塔」が超高溫多濕の段階に入る見込みで、最も古い人類活動(dòng)は19萬年以上前に現(xiàn)れた可能性がある……。中國科學(xué)院院士で、第2回青蔵科學(xué)調(diào)査隊(duì)隊(duì)長の姚檀棟氏は西蔵（チベット）自治區(qū)拉薩（ラサ）市で18日、中國科學(xué)院青蔵高原研究所、中國気象科學(xué)研究院、北京大學(xué)、蘭州大學(xué)などの機(jī)関の科學(xué)研究専門家を率い、今回の科學(xué)調(diào)査における10の任務(wù)の重要成果を集中的に発表した。新華網(wǎng)が伝えた。

2017年8月に第2回青蔵高原総合科學(xué)調(diào)査研究が始まってから、中國は2600以上の科學(xué)調(diào)査分隊(duì)の延べ2萬8000人以上による青蔵高原全域の科學(xué)調(diào)査を?qū)g施し、地球の「第三極」の謎を持続的に解明し、中國青蔵高原科學(xué)調(diào)査の一連の成果を世界に発信した。

科學(xué)調(diào)査によると、青蔵高原は過去15年で溫暖化、濕潤化、緑化が進(jìn)み、生態(tài)系は全體的に改善傾向を示している。しかし溫暖化と濕潤化によりアジアの給水塔のバランスが亂れ、懸念ももたらしている?？茖W(xué)調(diào)査モデルの予測によると、アジアの給水塔は21世紀(jì)に超溫暖化?超濕潤化の段階を迎える。21世紀(jì)末には一部地域における氷河物質(zhì)の半分以上が失われる……。

2024年5月に西蔵自治區(qū)那曲市尼瑪県で撮影された蔵色崗日氷河（ドローンで撮影）。撮影?姜帆

さまざまな希少種が生息する青蔵高原で、生物多様性の新たな発見があった。研究によると、ベンガルトラが頻繁に姿を現(xiàn)していることは、西蔵墨脫地區(qū)における生態(tài)系の構(gòu)造的?機(jī)能的完全性を示すもので、世界の絶滅危懼野生動(dòng)物の保護(hù)において重要な地位を占めている。第2回青蔵科學(xué)調(diào)査では現(xiàn)在まで3000以上の新種が発見されている。うち動(dòng)物は205種、植物は388種、微生物は2593種。

西蔵自治區(qū)林芝（ニンティ）市墨脫（メトク）県で2023年に赤外線カメラで撮影された、ベンガルトラの動(dòng)畫のスクリーンショット。

科學(xué)調(diào)査によると、青蔵高原の最も古い人類活動(dòng)は19萬年以上前に現(xiàn)れた可能性がある?？茖W(xué)研究チームは拉薩市邱桑村で今から16萬9000?22萬6000年前の世界最古の巖面蕓術(shù)を発見した。青蔵高原の早期人類生活との距離が縮まった。

研究チームは青蔵高原北東部の白石崖溶洞遺跡で、今から少なくとも16萬年前のデニソワ人の下顎骨の化石を発見した。これにより、デニソワ人が青蔵高原の高標(biāo)高地域で生活していたことが明らかになった?？茖W(xué)研究者によると、デニソワ人はエリア內(nèi)の異なる動(dòng)物を利用でき、幅広い食性を持っていることが分かり、その高標(biāo)高環(huán)境への高い適応力が明らかになった。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年8月19日