四川省成都市管轄下の邛崍市にある天臺山では8月、各種ホタルが次々と鑑賞シーズンを迎え、夜になるとホタルが山中を亂舞する幻想的な景色が広がった。そして、その景色を一目見ようと、多くの観光客が同地を訪れた。中國新聞社が報じた。

資料寫真：ホタルが亂舞する四川省邛崍市の天臺山。(寫真提供?邛崍市黨委員會宣伝部)。

天臺山は、「世界8大ホタル鑑賞スポット」の一つで、アジアで最大のホタル鑑賞スポットでもある。そこには27種類のホタルが生息しており、そのうち21種類は科學鑑定で、その種類がはっきりしている。2022年、カナダで開催された「生物多様性條約第15回締約國會議」において、天臺山の生物多様性保全が評価され、成都市は「生物多様性の面で魅力ある都市」に指定された。

ホタルの保護は一朝一夕にできるものではない。天臺山はここ10年以上、ホタルを?qū)澫螭恕⑾到y(tǒng)的な調(diào)査を全面的に実施してきたほか、ホタル研究院を立ち上げて、専業(yè)化されたホタルの保護?産業(yè)開発を展開し、ホタルの科學知識を?qū)Wぶ研學旅行なども企畫している。世界で光を輝かせるホタルは、グリーンなエコツーリズムの輝く「名刺」となり、その自然の価値が、同市に経済的価値をもたらしている。

天臺山景勝地の職員によると、「観光客數(shù)や入場券販売による?yún)?、特に夜間の宿泊率が目に見えて高まっている。経済や社會、生態(tài)、文化が一體となって総合効果を生んでいる。ホタルは3月から12月まで見ることができるが、最も見頃となるのは4月から10月。今年6月から7月にかけて、景勝地に來た観光客數(shù)は延べ17萬7000人だった。1日當たりで最も多かった日は延べ1萬2000人だった」という。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年9月3日