陳家寨村で、臘肉（燻製豚肉）を宣伝するショート動(dòng)畫(huà)を撮影する「念郷人周周」撮影チームのメンバー（9月26日撮影?楊文斌）。

貴州省銅仁市碧江區(qū)和平土家(トゥチャ)族侗(トン)族郷陳家寨村に住む莫宙さんは「周周」というハンドルネームでライブ配信をするパーソナリティーで、その內(nèi)容は「三農(nóng)」（農(nóng)業(yè)、農(nóng)村、農(nóng)民）だ。新華社が報(bào)じた。

莫宙さんは、中學(xué)3年生だった2015年、母親が病気になり、家計(jì)を少しでも助けようと、出稼ぎを始めた。そして、成績(jī)が優(yōu)秀だった姉を引き続き學(xué)校に通わせた。そんな莫宙さんは2020年に実家に戻り、農(nóng)作業(yè)をしながら、病気の母親の世話をするようになった。

そして、2020年末、同郷の莫志林さんの誘いを受け、莫宙さんと楊旭東さん、莫君さんの合わせて4人で「念郷人周周」という撮影グループを立ち上げ、農(nóng)村での自然豊かな暮らしをカメラで記録するようになった。そして、子供の頃の思い出や生まれ故郷の美しい景色、グルメ、風(fēng)俗、風(fēng)習(xí)を映像に取り入れるようになった。こうして「念郷人」チームが撮影した農(nóng)村の暮らしを見(jiàn)た多くのネットユーザーは、どこか懐かしい思いに浸り、生まれ故郷に帰りたいという思いに駆られるようになっている。また、「念郷人」は、ライブコマースを通して、生まれ故郷の特産品の販売をバックアップし、地元の人々の収入アップをサポートしている。

莫宙さんは2023年11月、「第2回全國(guó)農(nóng)村振興青年先鋒」という栄譽(yù)稱(chēng)號(hào)を授與され、同年12月には、「2023年度中國(guó)のネット上で感動(dòng)を與えたネット上の人物10人」にも選出された。

莫宙さんは、「農(nóng)村の素晴らしいものを全て守りたい。本當(dāng)の意味で農(nóng)村を保護(hù)し、発展させるためには、村の中で仕事ができ、発展のポテンシャルを引き出せる狀態(tài)にしなければならない。そうすることで初めて、もっと多くの若者が村に帰って來(lái)るようになる」としている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2024年9月30日