數(shù)千年前の高速鉄道も飛行機(jī)もない時(shí)代、人々はどうやって憧れの場所に辿り著いたのだろうか。

1980年に考古學(xué)者によって秦の始皇帝陵の西側(cè)で2臺の大型彩色銅車馬が発見された。これは秦の始皇帝が出かける際に従っていた儀仗（儀式に用いる裝飾的な武具?武器）としての乗り物を再現(xiàn)したもので、秦の代表的な単轅雙輪車となる。

秦陵の彩色銅車馬は中國考古學(xué)史において最大のサイズとなる出土品で、構(gòu)造が最も複雑で仕組みが最も完全に再現(xiàn)されている古代馬車の模型となっている。銅車馬は全體が青銅で鋳造されており、施されている金銀裝飾品の重量は14キログラム以上、部品の數(shù)は3500個(gè)以上にもなる。當(dāng)時(shí)の職人の卓越した技術(shù)と盡きることの無い知恵を示した。

豪華な馬車がある以上、道も優(yōu)れていなければならない。秦の始皇帝の命令のもと、巨大な秦帝國の國力によって南北を貫通する「高速道路」に當(dāng)たる秦の「直道」が建設(shè)された。全長1800里以上に達(dá)したこの道は、世界で最初の高速道路だったと言えるだろう。秦の軍隊(duì)はこの道を使い、南から北までわずか5日で移動することができた。（編集SC）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年11月1日