浙江省湖州市安吉県の畫家?楊檸さんが、手のひらほどの大きさの畫用紙に風景を描いていくと、実際の街の景色にどんどん同化していき、最終的には畫用紙が消えてしまったように見える。楊さんの絵は、こんなマジックのような不思議な作品だ。金華新聞網(wǎng)が報じた。

楊さんの「消える畫用紙」系のショート動畫は最近、ソーシャルメディアでバズっており、閲覧回數(shù)が最も多い動畫は十數(shù)萬回再生されている。あるネットユーザーからは、「とても不思議。どこに絵があるか全然わからない」や「紙がそこにあったはずなのに、絵を描いているうちに消えてしまった」といった聲が寄せられている。

30秒足らずの動畫を見ると、スマホスタンドにポストカードほどの大きさの畫用紙がセットされていて、そこに景色の絵がどんどん描かれていく。そして、畫用紙に遮られて見えなかった景色が、畫用紙の上にどんどん浮かび上がっていく。よく見ないと、畫用紙があることも分からないほど同化している。

浙江師範大學で油絵を?qū)煿イ筏皮い織瞍丹螭稀⒋髮W3年生の時に起業(yè)し、共同出資者と共にアトリエを経営するようになった。その後、アトリエを浙江省蘭渓市に移した。

アトリエを経営するようになってから、蘭渓市をほぼ歩き盡くしたという楊さんは、蘭渓市を流れる蘭江の近くで絵を描くのが好きで、特に村の絵を描くのが好きという。「斬新なスタイルで蘭渓の美しい景色、ランドマークを描き出したい」と楊さん。

「消える畫用紙」系のショート動畫を見ると、畫用紙はスマホよりも小さい。楊さんは「輪郭を線で描くことはせずに、色を作って、直接描いていく。屋外で絵を描いていると、不確定要素がたくさんある。例えば、光の角度や雲(yún)、影などは絶えず変化している。そのため、色づくりのテクニックが試される」と話す。

「消える畫用紙」系のショート動畫は現(xiàn)時點で14本アップされており、再生回數(shù)は累計で100萬回を超えている。

楊さんは最近、蘭渓で通行人100人を描き出すという新たなシリーズの制作に挑戦している。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年1月10日