醫(yī)療スタッフと言葉を交わすデイビッドさん（撮影?龔傑）。

「最近、睡眠の質(zhì)があまり良くない。中醫(yī)薬は體への負擔が少ないと聞いたので、試してみたい」と話すのは、術(shù)後の定期検診に來た、浙江省湖州市徳清県で働くオーストラリア人の英語教師?デイビッドさん。醫(yī)師に癥狀を伝え、睡眠の質(zhì)を改善するために、「ミステリアスな東洋の力」を試してみたいと話していた。中國新聞網(wǎng)が報じた。

國連事務局が中國に設置した初の直屬専門機関「國連世界地理空間情報知識?イノベーションセンター」がある徳清県には、ハイテク産業(yè)や外國人が経営する民泊施設などが集まっており、10ヶ國以上から來た外國人がそこで働き、暮らしている。

2024年年末、デイビッドさんは、泌尿器系の疾患を患い、生活のリズムが崩れた。そして、體調(diào)を崩した上、言葉や文化の違いが壁となり、メンタル不調(diào)にも陥ったという。その後、デイビッドさんは、邵逸夫病院?國際醫(yī)療センター?徳清センターで初期治療を受けてから、オーストラリアに帰國し、家族と一緒にクリスマスを過ごした後、再び徳清県に戻り、手術(shù)を受けた。

デイビッドさんは、「この病院の醫(yī)師は合理的な治療プランを立ててくれた。受診から治療まで全て効率的で円滑に進んでいる。何より驚かされたのは醫(yī)療スタッフたちの英語レベルの高さだ。日常的なコミュニケーションに困らなくなったので、不安が解消された」と話す。

「醫(yī)學英語を?qū)Wぶクラスを開設しているので、醫(yī)療スタッフと外國人患者との日常的なコミュニケーションは全く問題ない」と話す徳清県武康健康保健集団の院長を務める、邵逸夫病院?泌尿器外科の趙偉平主任醫(yī)師によると、以前は杭州や上海といった同県からほど近い大都市の病院に行く外國人がほとんどだったものの、近年は、同県にある病院に行く外國人が次第に増えているという。

趙主任醫(yī)師は、「徳清県の病院に行く外國人が増えているということは、その醫(yī)療水準が高く評価されているということだ。醫(yī)療に國境はない。外國人が地元の病院を選んでいるということは、地元の人も同じように地元で治療しているという現(xiàn)狀を反映している。県域の病院である當病院は現(xiàn)地の環(huán)境に立腳し、地元の患者に優(yōu)れた醫(yī)療を提供しなければならない」と語る。

徳清県求是高級中學(中高一貫校)の外國人英語教師としてやって來たオーストラリアのグリフィス大學の教員であるデイビッドさんは、同県に來て半年ほどで、中國の県の行政中心地の病院、暮らし、交通、飲食などにおけるレベルの高さを體験してきた。

デイビッドさんは、「徳清県の居住環(huán)境は清潔で、交通機関も便利で、とても暮らしやすい。異國の地で、プロフェッショナルで親切な醫(yī)療スタッフが、適切に治療してくれ、心が溫かくなった。教育を通して、僕も文化交流の架け橋を作り、溫かさや友情を伝えることができるよう、勵みたい」とした。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年2月19日