湖北省武漢市を出発し、武漢市に到著する環(huán)狀高速鉄道が早ければ今年末にも運営の條件が整うことになりそうだ。

現(xiàn)時點では、武漢市から高速鉄道に乗れば、他のどの市?州にも迂回せずに向かうことができるのに対して、宜昌市や襄陽市などから他の都市に行く場合は、武漢市まで迂回してから、乗り換えて他の都市に行く必要がある場合が多い。例えば、南部の宜昌市と北部の襄陽市の間の距離は250キロであるものの、高速列車で移動する場合、まず東部にある武漢市まで迂回する必要があり、所要時間は4時間となっている。

今年度の湖北省政府活動報告は、「上海市と重慶市?四川省成都市を結(jié)ぶ滬渝蓉高速鉄道の武漢-宜昌區(qū)間、內(nèi)蒙古（內(nèi)モンゴル）自治區(qū)呼和浩特(フフホト)市と広西壯（チワン）族自治區(qū)南寧市を結(jié)ぶ呼南高速鉄道の襄陽-荊門區(qū)間といった重大プロジェクトの推進を加速させる」ことを目標(biāo)に掲げている。

中國鉄路武漢局集団有限公司の関係責(zé)任者によると、滬渝蓉高速鉄道の武漢-宜昌區(qū)間、呼南高速鉄道の襄陽-荊門區(qū)間は今年完成し、現(xiàn)有の武漢市と十堰市を結(jié)ぶ漢十高速鉄道、武漢市と宜昌市を結(jié)ぶ漢宜鉄道と連結(jié)して、早ければ今年末に、武漢を出発し、武漢に到著する環(huán)狀高速鉄道が完成する見込みで、現(xiàn)在、走行する方向や駅の設(shè)置などの計畫や検討が進められているという。

武漢を出発し、武漢に到著する環(huán)狀高速鉄道の長さは約800キロで、現(xiàn)有の漢十高速鉄道、襄陽と荊門を結(jié)ぶ襄荊高速鉄道、及び滬渝蓉高速鉄道の漢宜區(qū)間を活用することになり、実現(xiàn)すれば、武漢、襄陽、宜昌の三大都市が1時間で結(jié)ばれることになる。

その他、武漢を出発し、武漢に到著する環(huán)狀高速鉄道は、黃鶴樓や明顕陵、長江三峽、荊州古城といった観光地を結(jié)ぶことになるため、「高速鉄道＋文化観光」の融合が促進され、大きな経済効果がもたらされると期待されている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年3月5日