中國(guó)鉄路北京局は近年、京唐都市間鉄道（北京市-河北省唐山市）や京広線（北京市-広東省広州市）、京九線（北京市-香港特別行政區(qū)）などを活用して、周辺都市と北京市內(nèi)を結(jié)ぶ通勤列車(chē)を運(yùn)行し、他の都市と北京の間を毎日往復(fù)している人の苦労を和らげ、少しでも快適さを向上させようと取り組んでいる。

旅客の通勤ニーズの変化に合わせて、鉄道當(dāng)局は、通勤列車(chē)の本數(shù)や路線、停車(chē)駅などを適時(shí)調(diào)整し、最適化している。統(tǒng)計(jì)によると、周辺都市と北京市內(nèi)を結(jié)ぶ通勤列車(chē)は現(xiàn)時(shí)點(diǎn)で、265.5往復(fù)運(yùn)行されており、運(yùn)行路線は高速列車(chē)10路線、普通列車(chē)10路線に及んでいる。通勤列車(chē)を利用して北京を出入りしている乗客の數(shù)は1日當(dāng)たり平均延べ22萬(wàn)人以上に達(dá)している。

河北省?燕郊駅と北京駅を30分で結(jié)ぶ通勤列車(chē)の運(yùn)行スタート

夜がまだ明けきっていない月曜日早朝5時(shí)半に、河北省廊坊市管轄下の三河市にある燕郊駅には電気が煌々と燈されていた。そして、始発の通勤高速列車(chē)に乗る乗客が続々と2階の待合ホールに向かい、改札口が開(kāi)くのを待っていた。午前6時(shí)13分、約350人の乗客を乗せたD6676號(hào)が時(shí)間通り、西に向かって発車(chē)した。同列車(chē)はわずか30分で北京駅に到著する。

今年1月5日にダイヤ改正が実施され、燕郊駅から北京に向かうD6676號(hào)の運(yùn)行がスタート。通勤族の選択肢がさらに増え、これまでに延べ約1萬(wàn)1000人が利用してきた。毎週月曜日の早朝と金曜日の夜が、もっとも混雑する時(shí)間帯となっている。

現(xiàn)時(shí)點(diǎn)では、D6676號(hào)（燕郊駅‐北京駅）の乗車(chē)料金は割引が適用され、二等席で11元(1元は約20.6円)となっている。

新しい駅が設(shè)置され天津-北京が最速24分に

京津都市間鉄道は、周辺都市と北京市內(nèi)を結(jié)ぶ通勤列車(chē)の中でも、運(yùn)行數(shù)が最も多い路線だ。運(yùn)営が始まってからの17年間、同路線は公共バス型の運(yùn)行スタイルが採(cǎi)用され、発車(chē)間隔は最短わずか3分となっている。

この17年の歴史を刻んできた京津都市間鉄道にも新たな活力が吹き込まれている。同鉄道の北京の亦荘駅は昨年10月にオープンして以來(lái)、「天津に家があり、亦荘で仕事をしている」通勤族の間で人気となっている。毎朝10時(shí)までに、同鉄道の列車(chē)6本が亦荘駅に停まる。天津駅から亦荘駅までの所要時(shí)間は最速24分となっている。

昨年12月10日に、京津都市間鉄道のダイヤ改正が実施されてから現(xiàn)在に至るまで、天津の各駅から延べ11萬(wàn)人以上が亦荘駅に向かい、延べ9萬(wàn)人以上が亦荘駅から天津の各駅に向かった。

北京と結(jié)ぶ通勤列車(chē)は23ヶ所をカバー

周辺都市と北京市內(nèi)を結(jié)ぶ通勤列車(chē)はすでに県以上の行政區(qū)23ヶ所をカバーしている。これには天津市や河北省保定市、廊坊市、秦皇島市といった地級(jí)市（省と県の中間にある行政単位）11都市が含まれているほか、河北省の全ての地級(jí)市をカバーしている。その他、通勤列車(chē)は河北省が管轄する県級(jí)市（行政區(qū)畫(huà)の単位で「県」と同じ區(qū)分にある市）の定州市と辛集市、及び涿州、高碑店、平泉、薊州、固安、下花園、曹妃甸、浜海、燕郊といった主要な県級(jí)市と一部の區(qū)?鎮(zhèn)をカバーしており、さまざまなレベルの通勤ニーズを満たしている。

昨年末の時(shí)點(diǎn)で、北京市?天津市?河北省の鉄道の総延長(zhǎng)距離は1萬(wàn)1000キロに達(dá)し、利用者は年間延べ2億2200萬(wàn)人に達(dá)している。通勤者數(shù)がピークとなる日は通勤列車(chē)の利用者が 1 日平均延べ65萬(wàn)人に達(dá)し、普段よりも約10％多くなっていた。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2025年3月7日