新疆維吾爾（ウイグル）自治區(qū)喀什（カシュガル）地區(qū)塔什庫爾干（タシュクルガン）?塔吉克（タジク）自治県(以下、「塔県」)で、塔吉克(タジク)族の伝統(tǒng)を活かした民泊施設(shè)を経営している福建省福州市出身の廖艶玲さんは、「ここで5年暮らしているが、地元の人は私を家族のように接してくれている」と語った。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

塔吉克族の伝統(tǒng)を活かした民泊施設(shè)を経営している廖艶玲さん（撮影?茍継鵬）。

廖さんが経営する民泊施設(shè)のドアをノックして入ると、塔吉克族の伝統(tǒng)衣裝を著た廖さんが、接客しながら、「帕米爾（パミール）高原に春が到來し、観光客も少しずつ増えている」と話してくれた。

塔県の郊外にあるこの民泊施設(shè)の敷地內(nèi)には、ポプラの木と柳の木が植わっていて、新緑の若葉が芽生えてそよ風(fēng)に吹かれていた。そして、その向こうには春の心地よい日差しに照らされた雪山が見え、存在感を放っていた。

廖さんは、「2020年に初めて塔県に旅行に來て、現(xiàn)地の塔吉克族の人々に出會い、その誠実さやもてなしに感動し、ここに住むことにした。塔吉克族の人文や禮儀作法、特に対面時(shí)の禮儀作法が大好き。相手との距離がぐっと縮まる」と話す。

2023年、廖さんは借りていた住宅を塔吉克族の伝統(tǒng)を活かした民泊施設(shè)にリノベーションすることに決めたといい、その理由について、「一人でも多くの人に、塔吉克族の伝統(tǒng)文化を知り、肌で觸れてもらいたいから」とした。

塔吉克族のスタッフと會話する廖艶玲さん（寫真一番右、撮影?茍継鵬）。

大學(xué)を卒業(yè)後すぐにこの民泊施設(shè)で働き始めた塔吉克族の男性?吐爾地庫力?比力木江さんのほか、同族の女性2人も、この民泊施設(shè)で働いている。廖さんは、「皆、故郷にUターンして就職したり、起業(yè)している若者たち。彼らが加わったことで、民泊施設(shè)がよりアットホームな感じになった」と話す。

廖さんとスタッフは、民泊施設(shè)を経営するほか、ショート動畫やライブ配信を通して、塔県の人的?文化的情緒をPRしている。

「一人でも多くの人に、パミール高原の風(fēng)景や地元の人々の暮らしを見てもらいたい」と話す廖さんの個(gè)人メディアのアカウントには、すでに60萬人近いフォロワーが集まっている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年4月3日