中國人民銀行（中央銀行）の潘功勝総裁は7日、國務(wù)院新聞弁公室で行われた記者會(huì)見で、「中國人民銀行はマクロ経済調(diào)整を強(qiáng)化し、10項(xiàng)目の政策措置を発表することで、さらに適度に緩和的な金融政策を著実に実施し、経済の質(zhì)の高い発展を推進(jìn)する」と述べた。新華社が伝えた。

潘総裁は、一括した金融政策措置として次の10項(xiàng)目を挙げた。

（1）預(yù)金準(zhǔn)備率を0.5ポイント引き下げる。市場に長期流動(dòng)性約1兆元（1元は約19.8円）を供給する見込みだ。

（2）準(zhǔn)備預(yù)金制度を整備し、自動(dòng)車金融企業(yè)、金融リース企業(yè)の預(yù)金準(zhǔn)備率を、現(xiàn)在の5％から0％へと段階的に引き下げる。

（3）政策金利を0.1ポイント引き下げ、つまり公開市場操作（オペ）で7日物リバースレポ金利を現(xiàn)在の1.5％から1.4％に引き下げる。最優(yōu)遇貸出金利のローンプライムレート（LPR）も同時(shí)に約0.1ポイント低下すると予想される。

（4）構(gòu)造的金融政策ツールの金利を0.25ポイント引き下げ、これには各種の特定構(gòu)造的ツールの金利、農(nóng)業(yè)支援?小企業(yè)支援の再貸出金利が含まれ、いずれも現(xiàn)在の1.75％から1.5％に引き下げる。また擔(dān)保付き補(bǔ)完貸出（PSL）の金利を現(xiàn)在の2.25％から2％に引き下げることも含まれる。

（5）個(gè)人住宅積立金貸出金利を0.25ポイント引き下げ、5年以上のローンで初めて住宅を購入する場合の金利をこれまでの2.85％から2.6％に引き下げ、その他の機(jī)関のローンの金利も同時(shí)に調(diào)整。

（6）科學(xué)技術(shù)イノベーションと技術(shù)改良への再貸出枠を3000億元増やし、現(xiàn)在の5000億元から8000億元に拡大し、「両新」（設(shè)備更新と消費(fèi)財(cái)買い換え）政策の実施を引き続き支援する。

（7）サービス消費(fèi)と介護(hù)への再貸出枠5000億元を設(shè)定して、商業(yè)銀行がサービス消費(fèi)と高齢者ケアへの融資支援を拡大するよう誘導(dǎo)する。

（8）農(nóng)業(yè)?小規(guī)模企業(yè)支援の再貸出枠を3000億元増やし、関連ツールの金利引き下げ政策と相乗効果を生み出し、銀行が農(nóng)業(yè)、小規(guī)模?零細(xì)企業(yè)、民間企業(yè)への貸出投入を拡大するよう支援する。

（9）資本市場を支援するための2つの金融政策ツールを最適化し、証券會(huì)社?ファンド會(huì)社?保険會(huì)社のスワップファシリティ（SFISF）5000億元、および自社株買いと株式買い増しへの再貸出枠3000億元を統(tǒng)合して使用し、総額を8000億元とする。

（10）科學(xué)技術(shù)イノベーション債券のリスク分擔(dān)ツールを創(chuàng)設(shè)する。人民銀行が低コストの再貸出資金を提供し、科學(xué)技術(shù)イノベーション債券を購入するとともに、地方政府、市場化された信用補(bǔ)完機(jī)関などと協(xié)力し、共同擔(dān)保などの多様化した信用補(bǔ)完措置を通じて、債券の違約損失の一部リスクを分擔(dān)。テクノロジーイノベーション企業(yè)と株式投資機(jī)関のために低コスト?長期間の科學(xué)技術(shù)イノベーション債券を発行して融資支援を提供する。

潘総裁は、「今後も、中國人民銀行は引き続き適度に緩和的な金融政策を著実に実施し、中國內(nèi)外の経済金融情勢と金融市場の動(dòng)向に基づいて、金融政策の調(diào)整コントロールを持続的に著実に行うとともに、財(cái)政政策との協(xié)働連攜を強(qiáng)化し、経済の質(zhì)の高い発展を推進(jìn)する」と述べた。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年5月7日