中國有人宇宙事業(yè)弁公室によると、北京時(shí)間2025年6月17日、中國は酒泉衛(wèi)星発射センターで有人宇宙船「夢(mèng)舟」のゼロ高度緊急脫出飛行試験を成功裏に実施した。これは、中國の有人月探査プロジェクトの開発において新たな重要なブレークスルーを達(dá)成したことを示している。この種の試験が実施されるのは、1998年に有人宇宙船「神舟」でゼロ高度緊急脫出飛行試験が行われて以來、27年ぶりとなる。

同日午後0時(shí)30分、點(diǎn)火指令が下され、「夢(mèng)舟」の緊急脫出エンジンが正常に作動(dòng)。船體と脫出モジュールのコンビネーションが固體燃料エンジンの推進(jìn)力で空中に打ち上げられ、約20秒後に所定の高度に到達(dá)した後、帰還モジュールと脫出モジュールが安全に分離し、パラシュートが正常に展開された。午後0時(shí)32分、帰還モジュールはエアバッグ緩衝方式により試験落下區(qū)域の指定エリアに無事著陸し、試験は成功した。

緊急脫出システムは有人飛行ミッションにおける重要な安全確保手段であり、緊急故障発生時(shí)に宇宙飛行士を乗せた帰還モジュールを危険區(qū)域から退避させ、安全に地上へ帰還させることができる。「夢(mèng)舟」は、中國が將來の有人宇宙飛行ミッションに向けて完全に獨(dú)自開発した次世代の有人宇宙往還機(jī)であり、モジュール化設(shè)計(jì)を採用することで最大7名の宇宙飛行士が搭乗可能で、その性能は國際的な先進(jìn)レベルに達(dá)している。（編集SC）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年6月19日