浙江省の都市バスケットボールリーグ「浙BA」の試合會(huì)場(chǎng)でハーフタイムのホイッスルが鳴り響くと、サッカーボールの形をした4機(jī)のドローンが観客席の上を旋回し、次々と小さなプレゼントを空中から投下した……。7月19日夜、浙江省嘉興市秀洲區(qū)の試合會(huì)場(chǎng)で、ドローンによるプレゼント投下は、ファンたちの大歓聲を浴びた。中國(guó)新聞網(wǎng)が伝えた。

プレゼントを載せたドローンが球場(chǎng)の上空を旋回する様子。畫像提供：秀洲區(qū)メディアセンター

このプレゼント空中投下の裏の主役は、地元の印通小學(xué)校の児童である于鋭渓さん、葉予涵さん、金米さん、呉陶俊さんだった。観客席から鳴り響く歓聲を聞き、子どもたちの顔には誇らしげな笑みが浮かんだ。航空模型教育を受け始めて3年になる于さんは、「自分のドローンが観客の皆さんの手にプレゼントを?qū)盲堡郡韦蛞姢?、とても嬉しかった」と語(yǔ)った。

同校の航空模型教育は2018年に教員の范利瑪さんが中心となって始まった。當(dāng)初、范さんは6人の教員チームを率いて航空模型の基礎(chǔ)カリキュラムを開発したが、今では教育実踐の深化とともに、特徴ある教育プログラムが形成されている。

ドローンを操作する印通小學(xué)校の教員と児童。畫像提供：秀洲區(qū)メディアセンター

范さんは、「今回『浙BA』のイベントに參加できたことを、非常に光栄に思っている。これは、本校の児童たちにとって、低空域での技術(shù)応用に向けた重要な実踐となった。ドローンのプログラミング調(diào)整から會(huì)場(chǎng)の測(cè)量まで、すべての工程が授業(yè)で學(xué)んだ知識(shí)の生きた活用となった」と述べた。

試合會(huì)場(chǎng)では、バスケットボールが美しい弧を描いて飛ぶ一方で、インターバルにはドローンが上空を旋回し、現(xiàn)代のテクノロジーと伝統(tǒng)的なスポーツが見事に融合した。ここ數(shù)年、同地域ではドローン技術(shù)が観光、経済、セキュリティなど複數(shù)の分野で応用されており、今回のドローンによるスポーツイベントへの支援は、「低空経済」（低空域飛行活動(dòng)による経済形態(tài)）により多くの可能性を切り開いた。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2025年7月21日