広西壯（チワン）族自治區(qū)桂林?陽(yáng)朔県を流れる先導(dǎo)河には、喵喵(ニャンニャン)埠頭と呼ばれる埠頭がある。この埠頭の隣にある山の形が子ネコにそっくりであるため、そう呼ばれるようになった。ネコがデザインされた服を著た船頭がゆっくりとオールを漕ぐと、かわいい貓がたくさん描かれた?かご舟がゆっくりと前に進(jìn)んでいく。木々が青々と茂る山に囲まれている川で、ボートに乗った観光客は透き通る水に觸ることもでき、動(dòng)く山水畫の世界に飛び込んだような気分を味わうことができる。

広西桂林?陽(yáng)朔県の先導(dǎo)河にある喵喵埠頭。（撮影?梁章暉）

かご舟は靜かに楽しむこともできれば、アクティブに楽しむこともできる。左右にリズミカルに揺り動(dòng)かし、それに合わせてオールを漕ぐと、舟がくるっと回転し、水しぶきが周りに飛び、周りの景色も回って見える。桂林の美しい自然の景色を見ながら、一風(fēng)変わった水遊びを楽しむことができ、新鮮でスリリングな體験を味わうことができる。

桂林ではバラエティーに富む水遊びを楽しむことができる?！冈?shī)の世界」の飛び込んだかのような気分が味わえる遇竜河の筏下りや、「スリル満點(diǎn)」の竜頸河のカヌー?カヤック、ライフジャケットを著てラフティングを楽しむ貓児山の「初心者向けラフティング」に、このネコのイラストの「かご舟」が加わり、桂林の水遊びはさらに充実。年齢も好みも異なる世界各地からの観光客が自分好みのアクティビティを見つけられるようになっている。

ネコのイラストのかご舟。（撮影?梁章暉）

かご舟は東南アジア発の舟で、竹ひごを編んで作られている。表面には防水加工が施され、竹の質(zhì)感がそのまま殘されているほか、水面に安定して浮く性能も備えている。コンパクトで小回りが利くため、川幅の狹い河川や淺瀬など、普通のボートなどでは進(jìn)むことができない水域でも、自由に行き來(lái)することができる。観光業(yè)が急速に発展するにつれて、形がユニークで、獨(dú)特な體験を味わえるかご舟は、東南アジアで大人気のアクティビティになっている。

「柳葉船」と呼ばれる小舟。（撮影?方宇）

喵喵埠頭の川辺にはカラフルなかご舟のほか、鮮やかな色の「柳葉船」と呼ばれる小舟も並んでいる。陽(yáng)朔県の先導(dǎo)文化伝媒有限責(zé)任公司の朱致鋼総経理は、「かご舟20艘、『柳葉船』18艘を所有している。沒入型で大自然の中をゆっくりと川下りするほか、くるくると回転しながらの川下りや、『柳葉船』に乗って水合戦を楽しんだりするコースも提供している」と説明する。 （編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2025年7月28日