宇宙貨物船「天舟9號(hào)」が7月15日、23の科學(xué)実験物資を搭載して中國の宇宙ステーションに向かい、軌道上での実験を開始した。1カ月余りにわたり、3つの宇宙生命科學(xué)実験がすべての軌道上実験を完了した。科技日?qǐng)?bào)が伝えた。

骨格筋前駆細(xì)胞、肝細(xì)胞、脳オルガノイドチップなどを含む3つの生命科學(xué)実験プロジェクトが、自動(dòng)培養(yǎng)、軌道上投薬、顕微イメージング、試料固定といった一連の操作を成功裏に実現(xiàn)した。現(xiàn)在、宇宙飛行士の協(xié)力の下で軌道上でのサンプリングと試料保存が完了し、試料は軌道上で低溫保存されている。これらの試料は今年下半期に有人宇宙船で地上に帰還し、後続の研究が行われる予定であることが25日、中國科學(xué)院宇宙応用工學(xué)?技術(shù)センターへの取材で分かった。

最新の軌道上実験の結(jié)果、宇宙の微小重力環(huán)境では細(xì)胞による核酸醫(yī)薬の取り込み効率が顕著に向上し、疾患関連タンパク質(zhì)の発現(xiàn)レベルが急速に低下する傾向が見られ、治療効果が地上環(huán)境での対照実験を大きく上回ることが明らかになった。

「微小重力環(huán)境下における核酸脂質(zhì)ナノキャリアの生物學(xué)的機(jī)能研究」の初期成果は、核酸醫(yī)薬が宇宙において潛在的な応用価値を持つことを物語っている。これは、微小重力環(huán)境が地上では効果が限定的な疾患に対する新たな生物學(xué)的介入手段や薬剤を探索する上で、理想的な実験條件となり得ることを意味している。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年8月27日