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中國(guó)にはすでに「GDP1兆元都市」が27都市存在し、その分布は東部沿海エリアから中西部?jī)?nèi)陸エリアへと拡大し続けてきたが、東北エリアという重要なピースだけが欠けていた。

東北エリアの経済の中心都市である大連は、2024年にGDPが9516億9000萬元（1元は約21.6円）に達(dá)し、1兆元の大臺(tái)に迫った。2025年第1～3四半期（1-9月）も好調(diào)で、GDPは7248億2000萬元、前年同期比6.0％増と全國(guó)平均を0.8ポイント上回った。

東北エリア初の「GDP1兆元都市」が出現(xiàn)しようとしている。では、大連が最有力候補(bǔ)となることができたのは、なぜか。その背景には、工業(yè)経済と港灣経済の大きな貢獻(xiàn)がある。

工業(yè)は大連の経済上の命脈であり、2023年には大連のGDP成長(zhǎng)への寄與率が6割に達(dá)した。國(guó)の重要な工業(yè)拠點(diǎn)として、大連は數(shù)多くの主力産業(yè)を有している。中でも石油化學(xué)産業(yè)は群を抜いており、2024年の生産額は4256億元に達(dá)し、その規(guī)模は東北エリアで首位、全國(guó)で第4位を維持した。

大連のもう一つの強(qiáng)みは港灣経済だ。

世界銀行とS&Pグローバルが先ごろ発表した「コンテナ港灣パフォーマンス指數(shù)（2020～2024）」で、大連港は世界第4位に躍進(jìn)した。

近年、大連の対外貿(mào)易総額は遼寧省全體の約60％、東北三省全體の約40％を占め、輸出市場(chǎng)は200を超える國(guó)?地域に広がっている。

GDP1兆元の大臺(tái)突破には、在來産業(yè)の力に加え、新たな原動(dòng)力の後押しが不可欠だ。

大連人工知能（AI）計(jì)算センターが國(guó)家重大プロジェクトに組み込まれ、中國(guó)初の水素燃料電池式軌道機(jī)関車が引き渡され、大連海外華昇の先端電子材料プロジェクトが生産を開始するなど、大連は「新」へと進(jìn)む各地の中でも後れを取らず、新興産業(yè)の育成と未來産業(yè)の布陣に努めている。

2024年には、大連のGDPに占める戦略的新興産業(yè)生産額（付加価値ベース）の割合は14％に達(dá)した。今年は15％に引き上げることを目標(biāo)としており、「GDP1兆元」へのスパートをかけるうえでの、新たな活力となるだろう。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2025年11月10日