中日韓外相會談が21日、韓國ソウルで開催された。3カ國の外相會談は2012年4月に中國で開かれて以來、約3年ぶりとなる。ラジオ放送?中國之聲のニュース番組「央広新聞」が伝えた。

中日韓3カ國は隣國であり、世界経済において重要な位置を占めるエコノミーだ。中國外交部（外務(wù)省）の洪磊報道官は20日の記者會見で「良好な二國間関係が、3カ國協(xié)力の重要な基盤となる。過去數(shù)年間、歴史問題が中日?韓日の二國間関係を阻害する主な問題となってきた。これはまた、過去2年あまりにわたり、3カ國のハイレベル會合が行われなかった主な原因でもある。歴史問題は回避できない。中國は、3カ國の外相が會談を通じて、歴史問題について率直に意見を交換し、二國間関係の改善、3カ國協(xié)力の健全で安定した発展の推進(jìn)に向け努力することを望む」と述べた。

歴史問題のほかに注目を集めているのは、今回の外相會談で安全保障?領(lǐng)土問題について言及されるか否かだ。また、経済協(xié)力も外相會談のハイライトとなる。洪報道官は18日の記者會見で、「まもなく行われる中日韓外相會談で、日韓のアジアインフラ投資銀行（AIIB）參加について話し合いが行われる可能性がある。AIIBへの參加表明期限は3月31日。參加意向のある國は、この締切り日の前に決定を下すことを期待する」と述べた。

報道によると、英國、ドイツ、フランス、イタリアなど20カ國あまりがすでにAIIBに創(chuàng)設(shè)メンバーとして參加する意向を示している。韓國の尹炳世（ユン?ビョンセ）外相も「（AIIB）參加時に得られる経済的実益を考慮し、國益の點で関連部署と最終協(xié)議をして決める」としている。日本の麻生太郎財務(wù)相も20日、日本が求めている意思決定や融資審査の透明性などが確保された場合は「（參加に向けた）協(xié)議ということになる可能性はある」と述べ、參加を排除しない考えを示した。こうした話題の他に、外相會談では中日韓の自由貿(mào)易協(xié)定（FTA）交渉の推進(jìn)や、金融、環(huán)境保護(hù)など具體的な協(xié)力內(nèi)容についても話し合いが行われる。

3カ國は現(xiàn)在までに、外交、科學(xué)技術(shù)、情報通信、財政、人的資源、環(huán)境保護(hù)、水資源、農(nóng)業(yè)などの分野で18の閣僚級會議メカニズムと50あまりの交流協(xié)力プラットフォームを確立している。中日韓協(xié)力メカニズムの重要な一部分である外相會議の再開によって、3カ國のその他の協(xié)力メカニズムの回復(fù)が促されることが期待される。（編集SN）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年3月22日