さらに詳しくデータを見てみると「北風(fēng)が吹いた」121日間のうち「重度の汚染天気」だった日はわずか3日間、「深刻な重度の汚染天気」だった日は1日間だけで、「好天」の割合は78％に達(dá)した。一方「無風(fēng)日」550日間のうち、「好天」は239日間と半數(shù)以下だった。また「南風(fēng)が吹いた」33日間のうち、天気の良かった日は9日間にとどまり、レベルは全て「良」で「優(yōu)」は皆無だった。

〇特殊な地形から 「煙霧を吹き飛ばせる」のは北風(fēng)だけ

気象からみると、煙霧解消のほとんどが北風(fēng)の「手柄」だが、どうして北風(fēng)だけが煙霧を解消できるのだろうか？気象専門家は北京の特殊な地形が原因だとした。

北京は、東、西、北の三方を山に囲まれ、「塵取り」のような地形となっている。南からの風(fēng)はちょうど「ほうき」の役割を果たし、汚染物質(zhì)を全て「塵取り」の中に入れてしまう。このため強(qiáng)い北西からの風(fēng)だけが汚染物質(zhì)を吹き飛ばすことができ、さもないと汚染物質(zhì)はずっと「塵取り」の中に入ったままということになる。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年12月10日