青い顔の竇爾敦、赤い顔の関羽、白い顔の曹操…。伝統(tǒng)演劇?京劇で使われる仮面?臉譜はとても美しいが、その色付けは非常に難しい。林泓魁さんは、その臉譜の色付けをする第五代継承者。コンピューターを?qū)熼T(mén)に學(xué)ぶ80後(1980年代生まれ)でもあり、北京西城區(qū)無(wú)形文化遺産北京工蕓臉譜作成技蕓プロジェクトの継承者?トン(にんべんに冬)秀芬さんの息子だ。林さんは母親から技能を?qū)Wんで「無(wú)形文化遺産二世」となった。コンピューターと臉譜の色付けの技能を兼ね備え、豊富な創(chuàng)造力を誇る。伝統(tǒng)技能を杓子定規(guī)にとらえることなく、斬新な思考で中國(guó)伝統(tǒng)文化に新たな息を吹き入れている。人民網(wǎng)が伝えた。
北京の広安門(mén)の中にある長(zhǎng)椿寺には、西城區(qū)無(wú)形文化遺産保護(hù)センターがあり、そこにアトリエを構(gòu)える林さんは、忙しく製作活動(dòng)に攜わっている。爪ほどの大きさの臉譜でも、1メートル以上の臉譜でも、林さんの手により生き生きと描かれていく。「女形の口は、今は普通の口の形を描き出す。でも、昔は赤い點(diǎn)だけだった。伝統(tǒng)的に、『さくらんぼのような小さな口』の女性が美しいとされてきた。京劇が始まったばかりのころ、女形の口は、真ん中に小さな點(diǎn)を描くだけのメイクだった。(有名な京劇俳優(yōu))梅蘭芳のころから今のように普通の口を描くようになった。當(dāng)時(shí)、社會(huì)で大きな議論を巻き起こした。でも、今はみんなに受け入れられている」と林さん。
林さんは、無(wú)形文化遺産を秩序だてて受け継ぎ、発展させるためには、杓子定規(guī)な考えを捨てなければならないと考えており、取材に対して「以前は、母親と土産品を主に製作していたが、臉譜にもっと注目してもらい、伝承できるように、今は母親と共に學(xué)校に行って無(wú)形文化遺産プロジェクトや製作方法を紹介し、簡(jiǎn)単な技術(shù)を直接教えている。また、子供たちに無(wú)形文化遺産プロジェクトに興味をもってもらい、一心に臉譜の製作を?qū)Wんでもらおうと、コンピューター技術(shù)も使って學(xué)習(xí)コースウエアを製作している」と臉譜に新たな息を吹き込んでいる様子を語(yǔ)った。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2016年5月16日
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