大都市から離れた地區(qū)は長(zhǎng)い間、過疎化による人口減少や経済の活力不足といった問題を抱えている。地方の社會(huì)経済の発展を促すため、日本政府は「特區(qū)」を設(shè)けることで、一部の地區(qū)で優(yōu)遇政策を?qū)g施し、そのエリアと現(xiàn)地の特色ある発展産業(yè)を結(jié)びつけることを奨勵(lì)している。人民網(wǎng)が伝えた。

東北地方にある秋田県仙北市は2015年に日本政府から「國(guó)家戦略特別區(qū)域」に指定され、外國(guó)人観光客向けに當(dāng)?shù)丐翁厣b業(yè)である「醫(yī)療ツーリズム」を打ち出した。現(xiàn)地の醫(yī)療ツーリズムの発展?fàn)顩rを視察するため、中國(guó)國(guó)家観光局東京駐在事務(wù)所の羅玉泉首席代表は23日から24日まで仙北市を視察し、現(xiàn)地の行政関係者と意見を交換した。

23日、羅首席代表と仙北市の門脇光浩市長(zhǎng)、青柳宗五郎議長(zhǎng)及び現(xiàn)地の旅行関係者らで懇談會(huì)が開かれた。仙北市市長(zhǎng)はまず市の醫(yī)療ツーリズム産業(yè)計(jì)畫を紹介。市には溫泉、健康食品、醫(yī)療施設(shè)など人々の健康を促進(jìn)する各種資源に恵まれているほか、田沢湖地區(qū)だけでも10數(shù)種類のタイプの異なる溫泉があると紹介した。仙北市は毎年約600萬人の國(guó)內(nèi)外からの観光客を受け入れており、今後は中國(guó)人観光客を含む外國(guó)人観光客の増加を期待しているとした。

羅首席代表は懇談會(huì)の中で、「日本は観光立國(guó)政策を?qū)g施しており、年間の訪日外國(guó)人観光客數(shù)はすでに2000萬人に達(dá)している。しかし東北地方を訪れる外國(guó)人観光客は今のところやや少ない。日本を訪れる中國(guó)人観光客には個(gè)人の好みにあった旅行を選択する人々が次第に増えてきており、なかでも健康的な旅行を目的としているものが少なくない。このような情勢(shì)は仙北市の醫(yī)療ツーリズム戦略にチャンスをもたらすだろう?，F(xiàn)地の國(guó)際線直行便を増やし、広い範(fàn)囲での宣伝を行ってほしい」と仙北市に対し、外國(guó)人観光客事業(yè)の発展への提案を行った。

仙北市の「國(guó)家戦略特別區(qū)域」発展計(jì)畫によれば、同市は3つの面から醫(yī)療ツーリズムを発展させようとしている。

1.現(xiàn)地の豊富な溫泉資源の開発

豊富な溫泉資源を開発し、溫泉の健康に対する作用を活用する。外國(guó)人醫(yī)師による現(xiàn)地での醫(yī)療行為制限を緩和して、外國(guó)人観光客向けの醫(yī)療サービスを充実させる。仙北市には玉川溫泉や乳頭溫泉郷など多くの有名な溫泉観光地があり、エリア內(nèi)には溫泉旅館などの施設(shè)が集中している。

2.農(nóng)林水産資源を活用し、グルメツーリズムを展開

仙北市はその8割以上を森林におおわれ、木材、野菜、畜産業(yè)の資源が豊富で、緑色食品（良質(zhì)で安全な食品）産業(yè)の潛在力も大きい。

3.病院、交通などのインフラ設(shè)備強(qiáng)化

仙北市は病院、交通等のインフラ設(shè)備の改善を計(jì)畫しており、それにより醫(yī)療ツーリズムの対応能力の強(qiáng)化を図る。

またこの他にも仙北市は、日本三大劇団の一つ、劇団わらび座の本部所在地でもある。わらび劇場(chǎng)では通年各種演目が上演されている。（編集TG）

「人民網(wǎng)日本語版」2016年5月30日