レストランで食事中に地震が発生したとしたら、誰(shuí)もが勘定はさておき、まず身の安全を守るために避難することを選ぶだろう。しかし、安全に逃げ切ることができた後、あなたは料金を払いにレストランに戻るだろうか？新民網(wǎng)が伝えた。

〇地震當(dāng)日夜の未払い金は6萬(wàn)元以上、店舗側(cè)は「仕方ないこと」

8日夜に起こった四川省九寨溝地震の際には、陝西省西安市も強(qiáng)烈な揺れに見(jiàn)舞われた。西安小寨賽格國(guó)際ショッピングセンターのフードコートにいた人々の多くもすぐさま避難したため、未払いの食事代はなんと6萬(wàn)元（約98萬(wàn)円）以上に達(dá)した。

同ショッピングセンターで働く杜さん（女性）は、「地震発生時(shí)、情況はかなり緊迫した狀況だったが、それでも支払いを済ませるために戻ってきたり、地震後すぐにレストランに戻り、精算を済ませる客もいた。また、翌日（9日）に支払いに來(lái)る人もいれば、店に電話をかけてきて、後日支払いに來(lái)ることを伝える客もいた」と話す。

そして、「ショッピングセンターで働く従業(yè)員を?qū)澫螭趣筏糠罏?zāi)訓(xùn)練では、地震など不可抗力による突発的事態(tài)に遭遇した場(chǎng)合には、何よりもまず客を避難させることを繰り返し教えられている。したがって、8日夜に地震が起こった時(shí)、客に精算を求めるようなケースは一切発生しなかった。また、地震のために未精算のままで店を後にした客を責(zé)めるようなトラブルも生じていない。當(dāng)然ながら、店側(cè)としては、危険な狀況が去った後、客が都合の良い時(shí)に店に來(lái)て勘定を済ませてくれることを望んでいる」とした。

〇「客が戻ってきて精算してくれるとは思わず、感動(dòng)した」

ショッピングセンターのフードコートには、レストラン約80店が立ち並んでおり、そのうち半數(shù)の40店で、地震によって客が未精算で店を出たケースが生じた。

6階にある火鍋店で働く何さんは、「地震が起きた時(shí)、店內(nèi)の天井から下がっていた照明ライトが揺れたが、揺れ幅はそれほど大きくなかった。客の多くが入り口に押し寄せ、店外に逃げだしたが、もちろん我々は、彼らを制止するようなことはせず、むしろ複數(shù)ある入り口に立って、客が逃げるのを誘導(dǎo)した。その後、店に戻ってきた客は全員、非常に禮儀正しく、地震のためにお勘定ができなかったことを詫びた。実を言うと、彼らがわざわざ店に戻って來(lái)て精算してくれるとは思っていなかった。本當(dāng)に稱賛すべきこと」と話した。

〇客の立場(chǎng)だったら、店に戻って精算する？

記者は10日、街角で多くの市民を取材。彼らのほとんどが、「わざわざ店に戻って精算を済ませる客は賞賛すべき」という意見(jiàn)だった。さらに、もし自分がそのような狀況に直面した場(chǎng)合、どう対応をするかという質(zhì)問(wèn)に対しては、以下のような様々な回答が得られた。

賈さん（女性）は、「狀況次第。もし、注文したばかりで、一口も食べてなかったら、わざわざ店に戻って食事代を払うことはしない。でも、ほとんど食事を終えていたなら、精算しに行く」と話す。

孫さん（男性）は、「突然地震が起きて、店から未精算で飛び出すというケースは、情狀酌量の余地が十分にある。翌日になり、仕事が非常に立て込んでいるなら、精算に行くのは、その夜の退勤後もしくは休日になってしまうだろう。あるいは、もう少し日にちが経って落ち著けば、店に戻ってきて勘定を済ませる客も増えるかもしれない」との見(jiàn)方を示した。

劉さん（女性）は、「店にわざわざ戻って精算する人は、素晴らしいの一言に盡きる。私たちは、色々と理由をつけて精算に行かない人もいるが、逆に、色々な理由を見(jiàn)つけて勘定を済ませに行くべきだ」と指摘した。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2017年8月14日