貴州省の山岳地帯にある貴陽(yáng)市衛(wèi)城鎮(zhèn)の住民は、1月初めから、町のあちこちを飛び回るドローンをたびたび目にするようになった。ドローンの機(jī)體には、「中國(guó)郵政」と書かれたボックスが取り付けられている。しばらくして住民たちはこのドローンが周辺の山岳地帯にある村に郵便物を配送するために衛(wèi)城鎮(zhèn)郵便局が導(dǎo)入したことを知ったという。郵便局は15日、この郵便配達(dá)ドローンは現(xiàn)在週2回飛行させており、今後様子をみてその運(yùn)用を拡大する予定であることを明らかにした。北京青年報(bào)が伝えた。

〇郵便配達(dá)係がドローン操作を兼務(wù)

郵便配達(dá)係の王華さんは、「ドローンを運(yùn)転すると言っても、実際には、主な操作は自分がしている訳ではない。私は主に、郵便物をドローンに取り付け、バッテリーを検査する業(yè)務(wù)を擔(dān)當(dāng)している。飛行ルートは、ドローンを開発した企業(yè)が前もって設(shè)定している。私がドローン上のQRコードをスマホでスキャンして、スタートキーをタッチすれば、ドローンが離陸し、あらかじめ設(shè)定されたルートに沿って飛行する」と説明した。

「これまでは、私がバイクで複數(shù)の村に郵便物を配達(dá)するのに丸一日かかっていた。今はドローンがわずか1時(shí)間ちょっとで全ルートの配達(dá)を済ませることができる」と王さんは続けた。

〇人工配達(dá)への全面的な切り替えは現(xiàn)時(shí)點(diǎn)では不可能

衛(wèi)城鎮(zhèn)郵便支局の陳忠祥局長(zhǎng)は、「これまで郵便局の配達(dá)係が、毎週3回山に入り、配達(dá)を行っていたが、いまでは週2回に減った。そして、ドローンが毎週2回配達(dá)業(yè)務(wù)を擔(dān)っている。今後様子を見ながら、ドローンでの配達(dá)頻度を増やす予定だ。だが、ドローンへの積載重量に制限があるため、ドローンが100％郵便配達(dá)係に取って代わることは、現(xiàn)時(shí)點(diǎn)では不可能だ。また、ドローンがどこか一ヵ所に配達(dá)に行くたびに、そこの職員がバッテリー交換をする必要があり、これは少し面倒な作業(yè)といえる。今後、これらの作業(yè)が全て自動(dòng)化できれば、郵便配達(dá)ドローンへの完全な切り替えも夢(mèng)ではない」とコメントした。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2018年3月16日