オフィスビルの階下にあるコンビニエンスストアで朝食を調(diào)達(dá)することは、多くの年若きホワイトカラーにとって日常生活の一部となっている。粥や壽司、おにぎり、肉まん、豆乳といったバラエティ豊かな朝食も、6元（1元は約15.96円）から10元ほどで食べられる。また、ランチと夕食については、時にはフードデリバリーを利用し、またはコンビニでコストパフォーマンスが高い溫かい食事や弁當(dāng)を購入する傾向が高い。そして、コンビニで購入する場合のコストは、ほぼ20元以內(nèi)に抑えることができる。北京青年報が伝えた。

一人で食事を済ませ、一人で眠り、一人で都會で生活している「空の巣青年」は、貴重なプライベートタイムを料理に割くことを敬遠(yuǎn)している。溫かい食事を取り扱うようになったコンビニは、現(xiàn)在では、新たな「都市のキッチン」と化している。

「2018年中國フードビジネスをめぐる新トレンド研究報告」の統(tǒng)計データによると、「90後（1990年代生まれ）」のうち、「家で料理する回數(shù)は週4回未満」とした人は42.5％、さらには「家で料理するのは月3回未満」と答えた「90後」の割合は、他の年齢層の2倍以上だった。

中國連鎖経営協(xié)會がこのほど発表した「2018年中國コンビニエンスストア上位100店」によると、過去3年間（2016－2018年）で、あらゆる小売業(yè)態(tài)のうち、コンビニ業(yè)の成長スピードが最も速く、平均成長率は18％に達(dá)した。

年若い消費(fèi)者は、便利さを追求する一方、品質(zhì)も要求しており、「お腹が満たされる食事を求めるだけではなく、質(zhì)の高い食事も求める」傾向にある。この傾向ゆえに、コンビニなどの新型飲食業(yè)は新たな課題を突き付けられることになった。溫かい食事や弁當(dāng)など食事の質(zhì)が絶え間なく上昇するにつれて、ますます多くの市民にとって、コンビニが「都市のキッチン」的な存在となりつつあることは間違いないだろう。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2019年5月20日