同居する44歳の息子を刺し殺した殺人容疑で練馬署に逮捕されていた元農(nóng)水事務(wù)次官の熊沢英昭容疑者（76）が3日、東京地検に送検された。

日本メディアの報(bào)道によると、今月1日、東京都練馬區(qū)に住む無職の熊沢容疑者は自宅で長(zhǎng)男の英一郎さんを包丁で刺殺。その後、警視庁練馬署によって逮捕され、供述の一部が明らかにされている。

報(bào)道によると、熊沢容疑者は妻と英一郎さんの3人で暮らしていた。警察が現(xiàn)場(chǎng)に駆け付けた時(shí)、妻は不在だったという。1日午後3時(shí)40分ごろ、熊沢容疑者は自ら「息子を刺し殺した」と通報(bào)。警察官が駆け付けた際、英一郎さんは布団の上で胸などから血を流して倒れており、搬送先の病院で死亡が確認(rèn)された。

事件當(dāng)時(shí)、英一郎さんが小學(xué)校の運(yùn)動(dòng)會(huì)がうるさいと腹を立て、熊沢容疑者がなだめようとしたものの口論になり、殺害したという。捜査関係者によると、英一郎さんは引きこもりの傾向があり、家庭內(nèi)暴力もあったと熊沢容疑者が供述しているほか、「川崎市で起きた殺傷事件が頭に浮かび、息子が周囲に危害を加えないようにしようと思った」という趣旨の供述をしているという。

報(bào)道によると、英一郎さんは都內(nèi)で一人暮らしをしている時(shí)に、近所の人とゴミ出しなどが原因でトラブルになったこともあるという。その後、実家に戻り、両親と再び同居するようになっていた。自宅では、熊沢容疑者の殺意をほのめかすメモも見つかっており、強(qiáng)い殺意があったと見られている。

熊沢容疑者は元農(nóng)水事務(wù)次官で、2005年から2008年にかけて、駐チェコ大使も務(wù)めていた。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年6月4日