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長(zhǎng)江の生物がまた1種絶滅 専門家が「ハシナガチョウザメは絶滅」と発表

人民網(wǎng)日本語(yǔ)版 2020年01月03日14:42

ハシナガチョウザメがデザインされた切手

ハシナガチョウザメは、2020年を迎えることができなかった。長(zhǎng)江特有の生物が、また一つ絶滅したことが明らかになった。澎湃新聞が報(bào)じた。

環(huán)境科學(xué)の學(xué)術(shù)誌「サイエンス?オブ?ザ?トータル?エンバイロメント(Science of the Total Environment)」(電子版)でこのほど発表された研究論文(プレプルーフ=簡(jiǎn)易校正版)に、上述の情報(bào)が掲載された。

同論文の責(zé)任著者は中國(guó)水産科學(xué)研究院長(zhǎng)江水産研究所で首席科學(xué)者兼研究員を務(wù)める危起偉博士で、筆頭著者は張輝博士となっている。

同論文によると、ハシナガチョウザメは2005年から2010年の間に、すでに絶滅していたと推測(cè)されている。

この論文のプレプルーフは、2019年12月23日にオンラインで公開された。

論文(原文)のスクリーンショット

論文で示されたハシナガチョウザメの歴史

実のところ、浙江省杭州市で2019年9月17日に開催された學(xué)術(shù)會(huì)議において、國(guó)際団體IUCN(國(guó)際自然保護(hù)連合)の専門家が、「専門家チームの審議の結(jié)果、中國(guó)特有種である國(guó)家一級(jí)重點(diǎn)保護(hù)動(dòng)物に指定されているハシナガチョウザメは絶滅したと見なされる」と報(bào)告していた。

これは、ヨウスコウカワイルカ(絶滅危懼IA類【CR】、すでに絶命した可能性あり)と長(zhǎng)江ジギョが、専門家によって、子孫を殘すことができない「機(jī)能的絶滅」を宣言されたことに続く、長(zhǎng)江生物の絶滅に関する殘念な発表となった。

ハシナガチョウザメが絶滅したほか、中國(guó)特有のカラチョウザメとチョウコウチョウザメも、「絶滅危懼種」に認(rèn)定されている。

「1千斤の臘子、1萬(wàn)斤の象」という諺がある。ここで言う「臘子」はカラチョウザメ、「象」はハシナガチョウザメのことで、ハシナガチョウザメの重さが1萬(wàn)斤(5千キログラム)以上まで大きくなることから、このように言われている。ハシナガチョウザメは大型の魚で、成魚の體長(zhǎng)は7~8メートルに達(dá)し、すばやく泳ぐことから、「水中の虎」、「中國(guó)淡水魚の王」と讃えられており、世界最大淡水魚十種の一つでもある。

(資料寫真?ハシナガチョウザメ)

2003年2月1日、中國(guó)水産研究院長(zhǎng)江水産研究所の研究者が、結(jié)果的に最後に生息が確認(rèn)された1匹となったハシナガチョウザメを捕獲し、その後放流して追跡した。だが、その後、船が座礁してしまい、長(zhǎng)江に放したハシナガチョウザメの電波信號(hào)も途絶えた。

この時(shí)が最後のハシナガチョウザメの確認(rèn)になろうとは、誰(shuí)も予想しなかった。この1匹を失ったことは、この種全體を失ったことでもあったのだ。

IUCNの専門家は、「現(xiàn)在のところ、ハシナガチョウザメがまだ生息していることを証明できる資料は、映像も含め、皆無(wú)だ。もし誰(shuí)かがハシナガチョウザメの個(gè)體を撮影あるいは捕獲した場(chǎng)合、IUCNは、この種の絶滅危懼カテゴリーを改めて検討する」としている。(編集KM) 

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年1月3日

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