杭州電子科技大學(xué)の李金新準(zhǔn)教授はこのほど、浙江威力克通信股フン有限公司（フンはにんべんに分）と協(xié)力し、「緊急救援ドローン」の開発に成功するとともに、量産化を?qū)g現(xiàn)した。このドローンは真っ先に災(zāi)害現(xiàn)場に駆けつけ、「空の臨時(shí)基地局」を構(gòu)築し、緊急救援に指揮?管制?通信サービスを提供する。科技日報(bào)が伝えた。

「例えば、浙江省の沿岸部は夏になると臺(tái)風(fēng)が発生しやすい。洪水の被害を受け、基地局が深刻な被害を受けることがある。救助中に電話をかけようとすると、電波が屆かない場合が多い。カバー面積が広い空の臨時(shí)基地局を構(gòu)築すれば、緊急救援に千里眼を與えることになる」。李氏は開発當(dāng)初の目標(biāo)について、「私には30年以上通信事業(yè)に攜わった経験があり、多くの緊急救援プロジェクトにも參加したことがある。大型災(zāi)害が発生した場合に、通信の中斷が救援の大きな妨げになることを?qū)g感している」と述べた。

この緊急救援の「神器」は重さが10キロで、自然災(zāi)害が発生すると直ちに災(zāi)害の中心部に入り、中心點(diǎn)の上空100メートルのところにとどまる。さらに強(qiáng)風(fēng)環(huán)境下でも作動(dòng)し、10キロメートル四方の地域に通信サービスを提供する。また係留ケーブルにより地上の電源と連結(jié)し、4時(shí)間以上にわたり連続稼働でき、従來のドローンの航続時(shí)間が短いという問題を解消した。

李氏は「重さ10キロのドローンを高度100メートルまで飛ばすのは容易なことではない。実験開始當(dāng)初、ドローンは動(dòng)力不足で墜落することがよくあった。その後ローターの設(shè)置などを工夫することで高く飛ばせるようになった。ドローンで基地局を構(gòu)築する場合、ドローンのモーターの信號(hào)と基地局の通信信號(hào)が相互干渉する。より高機(jī)能のスーパードローンを開発しようと、チームは航続距離が短いことや信號(hào)の相互干渉、機(jī)體の軽量化といった一連の難問を解消した」と説明した。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2020年1月3日