中國(guó)航天科工集団有限公司第二研究院第206研究所が発表した情報(bào)によると、同研究所が開発した車載「天網(wǎng)」がこのほど、警察による試験で優(yōu)秀な成績(jī)を記録し、順調(diào)に検収に合格した。同製品は間もなく瀋陽(yáng)市公安局の「低慢小」取締體系裝備の重要な一環(huán)を擔(dān)うことになる。人民網(wǎng)が伝えた。

「低慢小」航空機(jī)とは、「超低空を飛行し、飛行速度が遅く、レーダーに捕捉されにくい」という特徴を全てもしくは一部備えている航空機(jī)及び飛行物のことだ。世界各地の重大會(huì)議や祝祭日では、「低慢小」航空機(jī)の飛行禁止が慣例化している。

中國(guó)では近年、ドローンの數(shù)が爆発的に増加し、経済?社會(huì)の発展を促進(jìn)すると同時(shí)に、一連の問題をもたらしている。中國(guó)のドローン管理は全體的に、責(zé)任と法律の欠如という狀態(tài)であり、製造?販売?使用などの面に多くの混亂が存在する。同時(shí)に地上管理、空での発見、能動(dòng)的な処置、責(zé)任追及、取締?処罰などの面に難點(diǎn)が存在する。これにより「違法な飛行」による航空機(jī)妨害事件が多発し、民間航空の飛行安全性と重點(diǎn)目標(biāo)の安全性が脅かされている。

同研究所はこの難點(diǎn)を解消するため、宇宙打ち上げ及び打ち上げ制御技術(shù)における専門的な強(qiáng)みを利用し、2008年から「低慢小」対策裝備品の開発に専門的に取り組んでいる。ネットワーク型で「ソフトな破壊?飛行阻害」という畫期的な技術(shù)手段を打ち出し、第1?2世代「天網(wǎng)」シリーズ製品を開発した。

同研究所「天網(wǎng)」シリーズ製品責(zé)任者の申研氏によると、ネットワーク型の物理的な飛行阻害方法は、「違法な飛行」を行う標(biāo)的に対する無差別的な飛行阻害で、電波の干渉が生じない。飛行阻害の際に危険な破片が生じて二次被害を生むことはなく、環(huán)境と社會(huì)への影響が小さい。

申氏によると、「天網(wǎng)」は長(zhǎng)年の発展により単一的な製品から體系的なものへと発展してきた。単體、架設(shè)、車載、機(jī)內(nèi)などの各種製品があるだけでなく、ネットワーク型の物理的飛行阻害、電子情報(bào)化、レーザーなどの各種阻害手段、さらには光電やレーダー、パッシブ偵察などの総合的な観測(cè)手段もある。すでに多くの大型會(huì)議及び公演の會(huì)場(chǎng)付近の警備に成功しており、海外へも輸出されるようになっている。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年11月18日