中米両國の研究者が協(xié)力し、実験的なAI（人工知能）ツールを開発した。これを使えばどのような新型肺炎患者が癥狀が悪化し深刻な呼吸器疾患に至るかを正確に予測できる。研究者によると、癥狀予測の新型ツールとして、この成果は醫(yī)師に力強(qiáng)いサポートを提供する見込みだ。関連論文は30日に「Computers, Materials and Continua」に掲載された?？萍既請?bào)が伝えた。

浙江溫州中心病院、蒼南県人民病院、米國のニューヨーク大學(xué)、コロンビア大學(xué)が協(xié)力し研究を行った。研究者は浙江省の2軒の病院が収容した新型コロナウイルス感染者53人の人口統(tǒng)計(jì)學(xué)、実験室検査及び放射線検査結(jié)果などのデータを分析した。それによると、新型コロナウイルス肺炎の象徴的な臨床特徴（発熱、肺のすりガラス影、強(qiáng)い免疫反応など）は、早期軽癥者が深刻な肺疾患に悪化するかを予測する上でそれほど役に立たない。一方で、ALT（アスパラギン酸アミノ基転移酵素）濃度の軽度の上昇、筋肉痛、ヘモグロビン（赤血球）水準(zhǔn)の上昇という3つの臨床特徴は、疾患のその後の変化を予測する上でより役に立つ。研究者がこれに基づき開発した予測モデルにより、醫(yī)師は早期軽癥者のうち急性呼吸窮迫癥候群（ARDS、新型肺炎の深刻な予後）になる人を正確に予測できる。研究者は論文で、「このモデルによる重癥者の予測の精度は70?80％にのぼる」としている。

研究者は、データが少なく研究対象の癥狀の深刻さが限定的であるため、予測モデルのさらなる検証を進(jìn)める必要があるが、癥狀予測の新型ツールとして醫(yī)師の診斷及び意思決定の力強(qiáng)いサポートになる可能性があると指摘した。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2020年4月2日