
秦兵馬俑の欠片を繋ぎ合わせようと試みる一號(hào)坑の修復(fù)専門(mén)技師(寫(xiě)真著作権は東方ICが所有のため転載禁止)。
陝西省西安市臨潼區(qū)にある陝西省秦陵博物院では5月15日、秦の兵馬俑の「専門(mén)醫(yī)」と呼ばれる人々が仕事にあたっていた。彼らは根気強(qiáng)さと専門(mén)知識(shí)を駆使して、「秦の時(shí)代の人々」を2千年におよぶ眠りから目覚めさせている。5月18日の「國(guó)際博物館の日」を前に、陝西省秦陵博物院を訪ね、兵馬俑の「専門(mén)醫(yī)」が実際にどのような仕事をしているのかを間近で取材した。
50代の蘭徳省さんは、同博物院文化財(cái)保護(hù)部の研究館員を務(wù)めている。彼のチームは、23年前から、130體以上の兵馬俑を修復(fù)し続けてきた。蘭さんは、「発掘された兵馬俑のほとんどが満身創(chuàng)痍の狀態(tài)にあり、バラバラになっている兵馬俑の欠片は、最も少なくて60數(shù)片、最も多い場(chǎng)合は300數(shù)片にものぼった。我々は、これらの破片を一つ一つ繋ぎ合わせる作業(yè)に取り組んできた。兵馬俑1體の修復(fù)にかかる時(shí)間は、殘存の欠片の數(shù)や彩色の保存狀態(tài)の程度によって、3ヶ月から6ヶ月を必要とする。しばらく観察期間をおいた後で、収蔵部門(mén)に引き渡している」と説明した。
「兵馬俑の修復(fù)は、醫(yī)師が患者を治療するプロセスによく似ている。我々の仲間內(nèi)では、『北京には故宮醫(yī)院があるが、西安にも秦俑醫(yī)院がある。そして我々は、兵馬俑の専門(mén)醫(yī)である』と言っている」と蘭さん。
兵馬俑保護(hù)修復(fù)チームには、現(xiàn)在、約20人の専門(mén)家がおり、彼らは主に文化財(cái)保護(hù)専門(mén)家だが、化學(xué)?歴史?生物?工學(xué)専門(mén)のメンバーもいる。このほか、40數(shù)人の修復(fù)専門(mén)技師もいる。これらの地下深くで眠りについていた不完全な狀態(tài)の兵馬俑が、これら専門(mén)家の手で少しずつ修復(fù)されることで、かつてあった姿を目にできるようになっており、2千前の歴史の溫もりや色合いに觸れることができるようになっている。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年5月18日