王毅國務(wù)委員兼外交部長（外相）が招待に応じて25日から歐州5か國を歴訪している。最初にイタリア、続いてオランダ、フランス、ドイツ、ノルウェーを訪問する。新型コロナウイルスのパンデミックが始まって以降、初めての外國訪問だ。國際世論は中米関係の緊張激化という重要な背景に、期せずして一様に言及している。ちょうど10數(shù)日前にポンペオ米國務(wù)長官が中?東歐4か國歴訪を終えた。その主たる任務(wù)が、歐州と中國を離間させることだった。

ロイター通信は25日「米國の警告を無視、イタリア『中國は主要な戦略的パートナー』」との見出しで中伊外相會談について報じた。イタリアのディマイオ外相は「イタリアにとって中國はグローバルな範囲で欠くことのできない重要なパートナーだ。新型コロナ対策が最も困難な時期に中國側(cè)から迅速に差し伸べられた支援の手に感謝している」と表明した。ロイター通信はこれをイタリアと米國の間に溝を生じさせうる発言と指摘した。これは事実上、米國がここしばらくの間盡力している歐州での「新冷戦」発動という外交的働きかけが、ある程度において失敗に終わったことを意味している。

歐州の多くの國々は米國の伝統(tǒng)的同盟國だが、同時に中國と伝統(tǒng)的友好協(xié)力関係を維持している。これは、政治制度、イデオロギー、社會文明の異なる國々でもうまく付き合い、協(xié)力することができることを物語っている。中國と歐州の関係はこの方面において模範を築き、貴重な経験を積み重ねてきた?，F(xiàn)在中國?歐州関係の直面する最大の問題が、米國からの強力な妨害と破壊をいかにして排除するかだ。

米國は現(xiàn)在歐州に「どちらの側(cè)につくのか」を迫っているが、これは事実上歐州自身の國益や地域の利益とワシントンの政治的偏見との間の選択だ?！感吕鋺椤工С证虻盲椁欷胜い韦厦鳏椁?。米國と歐州の同盟関係が対中統(tǒng)一戦線に自動的に移行するものでないことは事実が証明している。大西洋を跨ぐ「反中同盟」の結(jié)成というワシントンの望みは実現(xiàn)不可能と言える。

中國と歐州の関係が「小異を殘して大同につき」、良好に発展することのできる根本的原因はやはり、雙方が多大な利益を共有しているうえ、多國間主義と自由貿(mào)易の維持といったグローバルな問題において立場を同じくしていることにある。この特殊な時期における王部長の訪歐が雙方の互恵協(xié)力を一段と後押しすることは確実だ。中國と歐州は共に努力して、共通利益を強化?拡大し続けてこそ、足元をしっかりと固めて、前へ歩み続けることができる。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2020年8月27日