北京市園林緑化局と北京市気象局は5日、ヤナギの白い綿毛のついた種子が飛散する柳絮の2021年第一期予報(bào)を共同で発表した。予報(bào)によると、北京市內(nèi)や南部エリアでは今月5日から8日にかけて、柳絮が飛散する時(shí)期に入る。東北部は、7日から10日にかけて飛散し始め、西北部では8日から11日にかけて飛散し始める。新華社が報(bào)じた。

専門家の予想では、北京では今年、4月10日から15日にかけて、ポプラの一種?毛白楊の種子が飛散する一番目のピークを迎え、主に市中心部から10キロほど外周を通る環(huán)狀道路?五環(huán)路內(nèi)に影響を及ぼすとみられている。2番目のピークは4月下旬から5月上旬にかけてで、カロリナポプラ、ポプラの一種?青楊、シダレヤナギ、ウンリュウヤナギの種子が飛散し、主に北京市內(nèi)と平原エリアに影響を及ぼすとみられている。3番目のピークは5月中旬で、主に山地で飛散するため、市內(nèi)への影響はほとんどないと予想されている。

北京市園林緑化局科技処のシニアエンジニア?張博氏によると、シダレヤナギは北京の固有種で、雌雄異株。雌株から白い綿毛のついた種子が飛散する。春に、雌花序が受粉すると、蒴果ができ、心皮が成熟すると、縦に裂け、白い綿毛のついた種子を散布させる。それが風(fēng)にのって飛散し、柳絮と呼ばれる。これは正常な植物のライフサイクルで引き起こされる現(xiàn)象となっている。

北京市園林緑化局は今年の柳絮対策として、市全域にある柳絮の観測(cè)地點(diǎn)100ヶ所を基軸に、専門職員がグループごとに市內(nèi)全域をパトロールし、柳絮を確認(rèn)した場(chǎng)合、直ちに関連當(dāng)局に連絡(luò)し、現(xiàn)場(chǎng)で処置を施すよう手配している。そうすることで、柳絮の市民の生活や都市運(yùn)用への影響を最小限に抑えたい考えだ。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2021年4月6日