浙江省杭州市はこのほど「ダブル炭素地図」をリリースして、全市?県?鎮(zhèn)における炭素排出を「全體的に観察でき、1つのネットワークでコントロールできる」ようになった。省エネ?炭素排出削減を?qū)g施し、重點(diǎn)分野のグリーン?低炭素へのモデル転換を推進(jìn)するためのサポートを提供するという。新華社が伝えた。

この「地図」は杭州エネルギービッグデータセンターの分野を跨ぐ協(xié)同の優(yōu)位性をよりどころに、杭州の「シティブレーン」と結(jié)びつけ、各種の炭素排出データを集め、複數(shù)次元のグリッド化を通じて炭素利用率を素早く計(jì)算し、「炭素の可視化」を試験的に行うというものだ。

「地図」は鎮(zhèn)?街道グリッドに存在する企業(yè)、住民、交通などをモニタリングの基本単位及び地図作成の基本要素とし、點(diǎn)が集まって畫像になり、地域のエネルギー消費(fèi)の強(qiáng)度を色分けして示している。色が濃いほど炭素排出の強(qiáng)度が高いことを示し、最終的に地域の炭素排出の様子を示す地図ができあがる。色の違いや、色で示された部分の大小や密集の様子などから、都市のエリアごとの炭素排出狀況が直感的に理解できる。

現(xiàn)在、「地図」は都市の炭素排出狀況を正確に分析?総括することで、橫方向としてはエネルギー、工業(yè)、住民、建築、交通、生態(tài)環(huán)境の6つの次元をカバーし、縦方向としては市、區(qū)、鎮(zhèn)?街道の3段階でエリアを貫き、杭州市の13區(qū)?県と199鎮(zhèn)?街道をカバーする都市フルスケール炭素分析モデルを構(gòu)築している。

今年6月、杭州欣美成套電器製造有限公司が位置するグリッドが「炭素診斷書」を受け取った。同社は800キロワット級(jí)ルーフトップ型太陽光発電所と150キロワットのエネルギー貯蔵ステーションを建設(shè)して、グリーンでスマートなエネルギーコントロールプラットフォームに合わせ、工場エリアのCO2などの溫室効果ガスのゼロ排出を?qū)g現(xiàn)し、「炭素ゼロ」のスマート工場を建設(shè)した。

こうした取り組みを受けて、國網(wǎng)（國家電網(wǎng)）浙江省電力有限公司杭州供電公司が「地図」での予測を踏まえ、同社のある杭州市の蕭山経済技術(shù)開発區(qū)グリッド全體の炭素排出狀況と合わせて、このグリッドの「炭素削減診斷書」を作成した。また同エリア內(nèi)で條件を満たした企業(yè)と建築物を選び、「欣美モデル」を推進(jìn)し、「炭素ゼロ」工場を打ち出し、グリーン発展を支援することも提案した。

杭州供電公司発展部の商佳宜副部長は、「政府機(jī)関にはこの『ダブル炭素地図』上のエリアに対する判斷を通じて、合理的な炭素排出の管理コントロールを進(jìn)めることができる」と述べた。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2021年6月28日