武漢蔡甸沈湖濕地自然保護區(qū)の濕地保護と回復プロジェクトが先ごろ、ほぼ完了した。濕地では緑が広い範囲に広がり、湖の水も透き通り、湖面ではハスの花が風に揺られ、シラサギの群れが戯れるなど、生気あふれる美しい自然の景色が広がっている。中國新聞網(wǎng)が報じた。

2020年9月10日、「湖北蔡甸沈湖國際重要濕地保護?回復プロジェクト」のフィージビリティスタディ報告が、湖北省発展改革委員會によって承認された。同プロジェクトには総額約7217萬元（1元は約16.9円）の資金が投じられ、これまでに退化した濕地1400ヘクタールが回復した。保護區(qū)の中心エリアやバッファエリア、実験エリアの養(yǎng)殖池では養(yǎng)殖が中止され、水質(zhì)の改善が実施されてきた。プロジェクトの期間は2021年までとなっている。

同プロジェクトで、退化した濕地1400ヘクタールが回復し、濕地を覆う植物の面積も110ヘクタール回復。食物源補充面積も72ヘクタールに達した。

沈湖國際重要濕地は、武漢市蔡甸區(qū)南西部の長江と漢江が交わる三角地帯に位置し、総面積は11579.1ヘクタール。コウノトリ、ナベヅルといった絶滅危懼種の水鳥が休息や越冬のために飛來する重要な場所となっている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2021年8月19日