中國(guó)の孔鉉佑駐日大使は17日、中央広播電視総臺(tái)の特別番組「大國(guó)外交」の単獨(dú)インタビューに応じ、新たな情勢(shì)の下での中日関係の現(xiàn)狀と展望などについて語った。在日本中國(guó)大使館ウェブサイトが伝えた。

中日関係が直面しているチャンスと試練に関する質(zhì)問に対し、孔大使は「日本の新政権が先ごろ発足し、習(xí)近平國(guó)家主席は日本の岸田文雄新首相と非常にタイムリーかつ重要な電話會(huì)談を行った。両國(guó)首脳は來年の國(guó)交正?；?0周年を契機(jī)に、新しい時(shí)代の要請(qǐng)にふさわしい中日関係の構(gòu)築を推進(jìn)することについて重要な政治的共通認(rèn)識(shí)に至り、両國(guó)関係の今後の発展について目標(biāo)と方向性を示した」と指摘。

「新型コロナウイルスのパンデミックと100年間なかった情勢(shì)変動(dòng)が重なり合う現(xiàn)在、中日関係は新たな時(shí)代的背景の下でチャンスと試練の雙方に直面している。パンデミックという厳しい試練を前に、両國(guó)協(xié)力は高い強(qiáng)靭性と大きな潛在力を示し、相互依存と互恵?ウィンウィンという本質(zhì)的特徴が際立った?，F(xiàn)在及びポストコロナの時(shí)代に著眼して、新型コロナと闘い、経済を回復(fù)させ、民生を改善することが、中日雙方にとって共通の課題であり、グリーン?低炭素、デジタル経済などの分野で利益の一致する點(diǎn)が多くある。同時(shí)に、地域の重要國(guó)及び世界の主要エコノミーとして、両國(guó)は多國(guó)間主義の堅(jiān)持、世界経済の回復(fù)促進(jìn)、地域発展協(xié)力の促進(jìn)、新型コロナや気候変動(dòng)、テロリズムなど世界的課題への対応などの面において、幅広く関心を共有し、共通の國(guó)際的責(zé)任を負(fù)っている」とした。

孔大使はまた、「我々は、中日関係が複雑な試練にも直面している事に目を向ける必要もある。両國(guó)は政治體制や社會(huì)制度、イデオロギーが異なるため、様々な摩擦や溝を抱えることは避けがたい。これらの問題は、効果的に管理?コントロールされなかった場(chǎng)合、両國(guó)関係の改善と発展の障害となるだろう。このところ、國(guó)內(nèi)外の様々な要因による影響を受けて、日本側(cè)は中國(guó)関連の問題において否定的な動(dòng)きが度々際立ち、中日関係に妨害をもたらしている。我々は常に原則的立場(chǎng)を堅(jiān)持し、自らの正當(dāng)な利益を斷固として守ると同時(shí)に、日本側(cè)に対しては、正しい対中認(rèn)識(shí)を確立し、中國(guó)の発展を客観的かつ理性的に受け止め、4つの基本文書で確立された諸原則を厳守し、『互いに協(xié)力のパートナーであり、互いに脅威とならない』という政治的共通認(rèn)識(shí)を?qū)g行し、重大な問題や敏感な問題を適切に扱い、摩擦や溝を建設(shè)的に管理?コントロールし、両國(guó)関係の政治的な基礎(chǔ)を維持すべく努力するよう促す。我々は、日本側(cè)が中日関係の大局を損なわないように、対外関係において戦略的自主性を保ち、中國(guó)との関係やその他の國(guó)々との関係をバランスよく扱うことも望む。特定の國(guó)の誤った行為に追隨し、加わることがあってはならない」と指摘。

「習(xí)主席は岸田首相との電話會(huì)談で、『仁に親しみ鄰に善くするは、國(guó)の寶なり』と強(qiáng)調(diào)した。これは中國(guó)の伝統(tǒng)的な國(guó)政運(yùn)営哲學(xué)であり、中日の善隣友好関係の発展に対する中國(guó)側(cè)の明確な姿勢(shì)を十分に表している。 同時(shí)に、これは日本側(cè)に対する我々の期待でもあり、我々は日本の新政権が両國(guó)首脳の重要な共通認(rèn)識(shí)を?qū)Г?、新しい時(shí)代の要請(qǐng)にふさわしい中日関係の構(gòu)築を共に推進(jìn)すべく、実際の行動(dòng)をより多く取り、我々と共に努力することを望んでいる」とした。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2021年10月18日