北京時(shí)間7月25日午前3時(shí)13分、実験モジュール「問天」がコアモジュール「天和」前方ポートにドッキングした。

「問天」と「天和」が7月25日、手を結(jié)んだ。実験モジュール「問天」が軌道上で運(yùn)行開始した後、モジュール內(nèi)の各種科學(xué)裝置が次々と作業(yè)を開始する。宇宙飛行士の宇宙における活動(dòng)?生活における自由な電力使用を?qū)g現(xiàn)するため、問天には中國(guó)最大面積のフレキシブルソーラーウィングが搭載されており、コアモジュール「天和」のソーラーウィングと共に、中國(guó)の宇宙ステーションにおける正真正銘の「エネルギーの源泉」になる。中國(guó)新聞社が伝えた。

問天のフレキシブルソーラーウィングは、中國(guó)航天科技集団第八研究院が開発を擔(dān)當(dāng)。2021年4月29日に打ち上げられた天和は、中國(guó)初の大型フレキシブルソーラーウィングを応用。展開時(shí)の面積は67平方メートルで、標(biāo)準(zhǔn)的なバドミントンコート（シングルス用）の広さに相當(dāng)する。今やこの面積の記録は問天によって更新された。その展開時(shí)の面積が100平方メートルを超える「翼」が2つあり、出力は18kWにのぼる。このような4つのソーラーウィングは、宇宙ステーション完成後の3モジュールコンビネーションのエネルギーの80％を賄える。

実験モジュール「問天」のイメージ図（畫像提供は中國(guó)航天科技集団）

ソーラーウィングが巨大であるため、デザイナーは太陽(yáng)電池を貼り付けるウィングの基板に超薄型?軽量複合材料を採(cǎi)用した上、宇宙環(huán)境の防護(hù)に用いるコーティングの厚みを厳しく制限し、その重量を減らした。ソーラーウィングの全體を畳んだ後の厚さはわずか18センチメートルで、1臺(tái)の攜帯電話の長(zhǎng)さに相當(dāng)する。これは剛性ソーラーウィングの8分の1しかない。

大まかな計(jì)算によると、宇宙飛行士3人の1日の活動(dòng)?生活の電力消費(fèi)量を320kWh前後とした場(chǎng)合、従來の剛性及び半剛性のソーラーウィングはその體積、重量、出力などの制限によりこの需要を満たせない。一方で、フレキシブルソーラーウィングは體積が小さく、展開時(shí)の面積が広く、重量出力比が高く、18kWの出力によりモジュール內(nèi)のすべての設(shè)備の正常な稼働を保証すると同時(shí)に、宇宙飛行士の日常生活を保証できる。

2回展開技術(shù)が初お披露目

予定の軌道に入った後にソーラーウィングが順調(diào)に開くことは、宇宙機(jī)の打ち上げ成功を示す重要なシンボルとなる。ドッキングの絶対安全を保証するため、問天のソーラーウィングは世界で初めて2回展開というキーテクノロジーを採(cǎi)用した。全過程にかかった時(shí)間は約80分。

ドッキングの過程で、2つの數(shù)十トン級(jí)の宇宙機(jī)が毎秒約7.9キロメートルの速度で移動(dòng)するため、両者の位置、速度、姿勢(shì)を正確に制御できて初めて信頼性の高いドッキングが可能になり、宇宙機(jī)の衝突を回避できるのだ。

またソーラーウィングが完全に展開されると、実験モジュールは両手に1枚の大きな帆を持つようなことになる。わずかな振動(dòng)も実験モジュールの速度、相対位置、飛行姿勢(shì)の制御の精度を大幅に下げ、制御の難易度を上げる。

2回展開技術(shù)とは、実験モジュール打ち上げ後の獨(dú)自飛行段階において、フレキシブルソーラーウィングがまず一部のソーラーパネルを展開し、実験モジュールのエネルギーの需要を満たすと同時(shí)に飛行制御の難易度を下げることにより、ドッキングを安定的で正確なものにし、その完了後にフル展開することで、完全なエネルギーシステムを構(gòu)築することだ。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2022年7月26日