実験モジュール「問天」とコアモジュール「天和」が25日、ドッキングを完了した。問天には宇宙ステーション2セット目となる環(huán)境制御?生命維持尿処理サブシステムが搭載されている。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

宇宙飛行士の軌道上長期滯在を象徴する重要製品としての同システムは、宇宙ステーション環(huán)境制御?生命維持システムの重要な構(gòu)成部分及び宇宙ステーション內(nèi)の水資源リサイクルの重要部分で、「スーパー浄水器」と稱えられている。同システムは中國航天科工集団第二研究院が開発したものだ。

2セット目となる同システムが問天と共に打ち上げられた後、乗組員はその狀態(tài)のセッティングを行うとともに、軌道上で機(jī)能狀態(tài)と性能指標(biāo)が正常か否かをテストで確認(rèn)する。確認(rèn)テストに合格した後、同システムは定期的にセルフ洗浄を行う。

計(jì)畫によると、問天と実験モジュール「夢天」が打ち上げられた後、年內(nèi)に中國宇宙ステーションの軌道上の建設(shè)が完了する。その後、中國の宇宙ステーションは、長期運(yùn)営段階に入る。その段階において、天和にある1セット目の同システムが主要裝置として、活動のペースに基づき正常に稼働し、宇宙飛行士の正常な水使用を保障する。問天にある2セット目の同システムは予備裝置となる。2セットの同システムは協(xié)同して、より多くの乗組員の宇宙ステーション長期滯在に向けた清潔な再生水を提供する。

2021年は宇宙ステーション環(huán)境制御?生命維持システムを搭載した天和の打ち上げ任務(wù)を遂行する鍵となる年で、1セット目の同システムが21年4月29日に天和と共に軌道上に打ち上げられた。また有人宇宙船「神舟12號」「神舟13號」の宇宙飛行士6人の軌道上長期滯在を保障した。1セット目の同システムの製品は現(xiàn)在まで機(jī)能が正常かつ安定的に動作している。

無から有へ、よちよち歩きからリードする立場へ。十年の苦しい研究開発を経て、今やこの數(shù)十件の獨(dú)自の技術(shù)成果を集積した同システムは、中國の宇宙飛行士のより長期でより遠(yuǎn)くへの飛行を支える「命の源泉」になった。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年7月26日