北京で映畫(huà)監(jiān)督をしている田賀さん(37)は2005年から、そのカメラを生まれ故郷である河北省保定市の人や物に向けるようになった。そして、2012年からは故郷の変化に注目するようになったという。田さんが撮影した寫(xiě)真を見(jiàn)ると、空地だった場(chǎng)所に新しい建物が建てられる一方で、影も形も無(wú)くなってしまった古い建築物もあり、感慨深い気持ちにさせられる。中央テレビ網(wǎng)が報(bào)じた。

伝統(tǒng)的な建物や近代的な建物はそれぞれの時(shí)代を象徴する証であるものの、田さん自身はやはり子どもの頃の思い出が詰まっている古い建物により懐かしさを感じるのだという?！笟叭胀à盲皮い啃W(xué)校は解體された後、新たな建物が建てられ、以前の面影が全くなくなってしまった」としみじみ語(yǔ)る田さんは、彼の視點(diǎn)とスタイルで、生まれ故郷を記録している。

田さんは生まれ故郷の変化だけでなく、高齢者に寄せる関心をも記録している。母親の提案で、田さんは村の多くの高齢者の寫(xiě)真を撮影し、現(xiàn)像して本人にプレゼントしているという?！复澶摔辖瘠蓼扦郅趣螭蓪?xiě)真を撮ったことがない高齢者がたくさんいる」と田さん。

田さんが帰省できるのは毎年、春節(jié)(舊正月)だけで、その時(shí)には十?dāng)?shù)日滯在するものの、毎日のように寫(xiě)真を撮影するために出かけているという。村では毎年、伝統(tǒng)演劇の公演が企畫(huà)されているものの、田さんによると、「子どもの頃はたくさんの人が見(jiàn)に來(lái)ていたが、今は一部の高齢者だけ」という。

田さんが寫(xiě)真をSNSに投稿すると、多くのネットユーザーから、「子どもの頃を思い出した」といったコメントが寄せられたた。そしてこうした心溫まるコメントが、田さんにとって撮影を続ける原動(dòng)力となっていると言い、「寫(xiě)真を撮影することで、今の生活や周りの人をより大切にするようになっている」としている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2023年2月1日