中國外交部(外務(wù)?。─瓮粑谋髨蟮拦伽?1日に行われた定例記者會見で、「処理により基準値を満たせるかどうかが確実でない日本の福島原発汚染水と原発の通常運転によって生じる液體流出物を単純に比較するのは、科學(xué)の常識に反する。もしも福島汚染水は飲める、泳げると考える人がいるなら、日本は原発汚染水を海に放出するのではなく、こうした人々に提供して使ってもらえばいいのではないか」と述べた。

【記者】報道によると、國際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務(wù)局長がこのほど韓國、ニュージーランドを訪問した際、福島原発の「処理水」は飲めるし泳げる、他國の原発の排水と同じように危険はないなどと発言し、議論を呼んだ。また最近は、福島原発汚染水の評価作業(yè)に関わった専門家を含む多くの原子力分野の専門家が、この問題について異なる見方を示している。報道官はこれをどう考えるか。
【汪報道官】最近のメディアの報道によると、IAEAの総合的な評価報告書は議論を呼んでおり、評価に関わった専門家が異なる見方を示していることは、爭えない事実だ。このことは、IAEAが原発汚染水の海洋放出という複雑な問題について報告書の発表を急ぎ、その結(jié)論は限定的で一面的なものであり、福島原発汚染水の海洋放出計畫に対する國際社會の懸念を払拭できなかったことを改めて示している。日本はIAEAの報告書を海洋放出の「通行手形」としてはならない。
私が改めて指摘したいのは、処理により基準値を満たせるかどうかが確実でない日本の福島原発汚染水と原発の通常運転によって生じる液體流出物を単純に比較するのは、科學(xué)の常識に反するということだ。両者には本質(zhì)的な違いがある。第1に発生源が異なり、第2に含まれる放射性核種の種類が異なり、第3に処理の難度が異なる。日本の福島原発汚染水は、事故後に溶融損傷した爐心に注入された冷卻水と、原子爐內(nèi)に浸透した地下水や雨水に由來し、溶融爐心に存在する様々な放射性核種を含んでおり、原発の通常運転によって生じる廃水とは根本的に異なるものだ。IAEAは日本の原発汚染水の浄化裝置の有効性と長期的な信頼性の評価を全く行っておらず、今後30年間で全ての原発汚染水が処理基準を満たせるとの保証はない。長期的な海洋放出が海洋環(huán)境や食品の安全性に與える影響についても、IAEAが軽々しく結(jié)論を出せるものではない。
もしも福島汚染水は飲める、泳げると考える人がいるなら、日本は原発汚染水を海に放出して國際社會に懸念を與えるのではなく、原発汚染水を十分に利用して、こうした人に提供して飲んでもらったり泳いでもらったりしてはどうか。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年7月12日
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