浙江省中醫(yī)病院の「酸梅湯」セット。

浙江省中醫(yī)病院が1.34元(1元は約20.1円)で販売している夏バテ予防ドリンク「酸梅湯」セットが売り切れ続出となっている。さらにはネットでの注文が殺到したため、病院のサーバーがダウンし、エンジニアが連夜復(fù)舊作業(yè)を行うほどの人気ぶりだという。

同病院は今月5日、「酸梅湯の供給が需要に追い付かなくなっている。品質(zhì)を保証するため、販売を一時(shí)中止する。現(xiàn)在調(diào)整中で、準(zhǔn)備には3日かかる見込み」と発表した。

同病院の職員は取材に対して、「酸梅湯セットは1袋1元ちょっとなのでとてもリーズナブル。このところこのセットを買いに來る若者が、予想以上に多くなっている。注文が激増しており、すでに品薄狀態(tài)。今月7日にならなければ供給を再開できない」と説明した。

醫(yī)師「日常的に飲んでも問題なく、秋にも最適」

夏に酸梅湯を飲むと、體に潤(rùn)いを與え、のどの渇きをいやしてくれ、夏バテ防止効果を期待できる。

また秋に酸梅湯を飲むのもいい。浙江省中醫(yī)病院治未病センター?健康管理センターの魏澹寧博士は、「秋は空気が乾燥し、のぼせの癥狀がでやすい。そのため、體に潤(rùn)いを與え、津液を補(bǔ)充する必要がある。水を飲むだけでは、補(bǔ)充できない場(chǎng)合があり、そんな時(shí)、酸梅湯を飲むととてもいい」と説明する。

そして、「酸梅（梅の実を干していぶしたもの）は、肺に入り、肝臓を通る。酸は、體に潤(rùn)いを與えるので、肺にも潤(rùn)いを與え、肝血（肝が貯蔵している血）に栄養(yǎng)を與える。酸梅湯を煮出し、好みに合わせて、砂糖を加えて飲んでも、加えずに飲んでもいい。日常的に飲んでも問題はない。ただ、痰や舌苔が増えたり、便秘になったりした時(shí)は、ほどほどにしたほうがいい」との見方を示した。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2023年9月7日