中國海洋石油集団有限公司（中國海油）が23日に発表した情報によると、鄂爾多斯（オルドス）盆地東部の2000ｍの地層から、中國初の1000億立方ｍ深部炭層ガス田である神府深部炭層大ガス田が発見された。確認された地質(zhì)的埋蔵量は1100億立方ｍ以上。経済日報が伝えた。

神府深部炭層大ガス田は陝西省楡林市、鄂爾多斯盆地東部に位置する。炭層の主要埋蔵深さは2000ｍ前後、単層の厚さは6.2-23.3ｍの間で、石炭1トン當(dāng)たりのガス含有量は15立方ｍ。中國海油は同エリアで100以上の試掘井を配置しており、単一井の1日當(dāng)たり生産量は最大2萬6000立方ｍに達する。

炭層ガスとは、炭層の中に存在する天然ガスのことを指す。業(yè)界內(nèi)では通常、埋蔵深さが1500ｍ以上の炭層ガスを深部炭層ガスと呼ぶ。中國は炭層ガス資源が豊富だ。埋蔵深さが2000ｍ以內(nèi)の炭層ガス資源は30兆立方ｍ以上で、うち深部炭層ガス資源が約3分の1を占めている。

神府深部炭層大ガス田は中國海油が山西臨興ガス田に続き発見した2ヶ所目の1000億立方ｍ大型ガス田だ。中國海油は近年、陸上非在來型油ガス分野で戦略的代替資源の模索に取り組んでおり、地質(zhì)プロジェクト一體化と探査?開発一體化の推進に力を入れ、重要中核技術(shù)の研究開発を強化している。そして、地質(zhì)ガス埋蔵への認識を持続的に深め、生産配分計畫を最適化し、非在來型油ガスの埋蔵量の拡大と増産を効果的に進めている。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2023年10月24日