エジプトのスフィンクス像（2024年2月8日、撮影?閆彬）

春節(jié)(舊正月、今年は2月10日)に合わせて今月10日から17日が8連休となった中國。8連休が終わり、多くのプラットフォームが発表している連休期間中の旅行関連データを見ると、これまでで最も活況を呈した春節(jié)連休となり、國內(nèi)旅行の予約數(shù)は2019年同期と比べて大幅に増加した。うち、中?長距離旅行は前年同期比で3倍以上増となり、自由旅行の平均旅行日數(shù)は同比30％増となった。海外旅行もここ4年で最も活況となり、予約數(shù)は前年同期比で約10倍と激増。人気の海外旅行先の半分以上が2019年同期を上回った。

中國人観光客が100ヶ國以上に足跡殘す

中國人が「ノービザ」で行くことのできる國が増え続け、旅客の移動(dòng)半徑も拡大しているのを背景に、春節(jié)8連休中の海外旅行が急速に回復(fù)した。中國のオンライン旅行予約プラットフォーム?飛豬（フリギー）のデータによると、8連休中の海外旅行の予約數(shù)はここ4年で最多となり、前年同期比で約10倍増と激増した。

シンガポールやマレーシア、タイといった最近中國人を?qū)澫螭恕弗鹰睹獬胫谩工驅(qū)g施し始めた國へ春節(jié)期間中に向かう旅行の予約が目に見えて増加した。例えば、旅行予約プラットフォーム?去哪児の春節(jié)期間中における飛行機(jī)チケット予約數(shù)を見ると、シンガポールが前年同期比で29倍増、マレーシアのクアラルンプールが同比20倍増、タイのバンコクが同比16倍増となっている。海外の多くのニッチな場所も多くの中國人観光客で賑わった。例えば、心地良い気候のエジプトのフルガダや中世の歴史ある街並みが殘るイタリアのジェノヴァ、厳しい寒さの北極圏にある街であるノルウェーのトロムセなどだ。去哪児のデータによると、8連休中、中國人観光客は125ヶ國の1754都市に足跡を殘した。連休中、海外のホテルの予約數(shù)は前年同期比4.7倍増、國際線の飛行機(jī)チケットの予約數(shù)は同比14倍増となった。

春節(jié)期間中、移動(dòng)距離が目に見えて長くなったというのも海外旅行におけるもう一つの特徴となった。飛豬のデータによると、ニュージーランドやロシア、フランス、米國、エジプトなどの予約數(shù)が前年同期比で約15倍増と激増した。人気海外旅行先は、「4時(shí)間フライト圏」から「12時(shí)間フライト圏」へと拡大している。去哪児を見ると、直行便で10時(shí)間以上かかるオーストラリアのメルボルンや英國のロンドン、トルコのイスタンブール、アラブ首長國連邦のドバイ、ニュージーランドのオークランド、エジプトのカイロなどが人気の海外旅行先となった。中でも増加幅が最大だったのはドバイで、前年同期比で10倍以上増となった。今年は8連休だったこともあり、「特殊任務(wù)」を遂行するかのように時(shí)間や費(fèi)用をあまりかけずにできるだけ多くの観光スポットを巡る「特殊部隊(duì)式旅行」をする観光客たちもその足を海外まで伸ばした。例えば、去哪児を見ると、ロシア、シンガポール、日本、タイ、マレーシアの5ヶ國を弾丸旅行した観光客もいた。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年2月20日