北京八達(dá)嶺長城景勝地で、2機(jī)の新型高性能小型ドローンが「勤務(wù)開始」した。南樓と北樓の間を行き來し、文化財(cái)保護(hù)、保安點(diǎn)検、景勝地管理にリアルタイムのサービスを提供する。新華社が伝えた。

北京市は連日にわたり、自動(dòng)運(yùn)転航空機(jī)産業(yè)に関する2件の政策文書を立て続けに発表し、北京市自動(dòng)運(yùn)転航空モデルエリアの建設(shè)を加速させている。低空経済を強(qiáng)化し、新たな質(zhì)の生産力の育成を加速させるという北京の強(qiáng)いシグナルがさらに発せられた。

北京市科學(xué)技術(shù)委員會(huì)と中関村管理委員會(huì)は延慶區(qū)と共同でこのほど通達(dá)した「中関村延慶パークドローン産業(yè)イノベーション発展の促進(jìn)に関する行動(dòng)案（2024?26年）」の中で、北京はドローンのイノベーション発展の推進(jìn)に注力し、北京市自動(dòng)運(yùn)転航空モデルエリアの構(gòu)築を加速させ、100億元（1元は約20.9円）規(guī)模のドローン産業(yè)クラスターを形成すると打ち出した。もう一つの政策文書「北京市自動(dòng)運(yùn)転航空モデルエリア建設(shè)案」は、北京市は延慶「民生用自動(dòng)運(yùn)転航空試験エリア」により北京市自動(dòng)運(yùn)転航空モデルエリアの建設(shè)を加速させ、イノベーションサービス、応用シーン、産業(yè)チェーンなどの面で先駆けた試行を?qū)g施するとした。

北京市延慶區(qū)科學(xué)技術(shù)委員會(huì)の陳昕副會(huì)長は、「北京南部にはハイレベル自動(dòng)運(yùn)転モデルエリアがあり、北西部では自動(dòng)運(yùn)転航空モデルエリアが建設(shè)中だ。これから航空機(jī)も自動(dòng)車も自動(dòng)運(yùn)転を加速的に実施することになる」と述べた。

北京は低空経済の発展で資源面の優(yōu)位性がある上、イノベーションの蓄積もある。北京はドローン分野で航天科技、中航工業(yè)、中國航発、中國電科及び中國科學(xué)院、清華大學(xué)、北京航空航天大學(xué)などの科學(xué)研究機(jī)関を擁する。インテリジェントスウォームや交差反転式ローターなど複數(shù)の技術(shù)成果が北京で実用化?導(dǎo)入されている。

北京市延慶區(qū)は2020年10月21日に全國の「民生用自動(dòng)運(yùn)転航空試験エリア」第1弾に指定された。3年余りの発展を経て、中関村延慶パークには航天時(shí)代飛鴻、遠(yuǎn)度互連、清航裝備などの90社以上の産業(yè)チェーン川上?川下企業(yè)が集積している。八達(dá)嶺空港を中心とする高さ1098m、374平方km範(fàn)囲の空域が企業(yè)向けに無料で開放されている。これは延慶が低空経済を発展させるための中核的要素になっている。

産業(yè)が集積する勢いをつけるためには、整ったイノベーションエコシステムと開放的な応用シーンが欠かせない。陳氏は、「一歩前に進(jìn)み自らサービスを提供し、政府調(diào)達(dá)サービスという方法で飛行計(jì)畫申請(qǐng)の承認(rèn)プロセスを簡略化する。企業(yè)の需要と産業(yè)発展の需要に基づき航路計(jì)畫や飛行機(jī)監(jiān)督管理などのサービスを整備する一方で、応用シーンを拡大し、ドローンの農(nóng)林植物保護(hù)、緊急救援、森林火災(zāi)予防?消火などのより多くのシーンでの活用を推進(jìn)する。ヘーゼルナッツ園とトウモロコシ畑の農(nóng)薬散布で現(xiàn)在すでにドローンが使われている」と述べた。

北京市科學(xué)技術(shù)委員會(huì)、中関村管理委員會(huì)副會(huì)長の龔維冪氏は、「26年までに中関村延慶パークのドローンイノベーション能力を顕著に高め、重要中核技術(shù)でブレイクスルーを達(dá)成し、低空応用シーンを加速的に開放させ、産業(yè)用ドローンを主導(dǎo)とする低空経済と低空警備を兼ね備える特色産業(yè)クラスターを形成する」と述べた。

陳氏は、「現(xiàn)在は景勝地物流シーンのドローンへの開放を加速的に推進(jìn)している。近いうちに、八達(dá)嶺長城を訪れる観光客が登頂後に長城の麓のコーヒーを飲みたくなれば、ドローンで速やかに屆けられるようになる」と述べた。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年4月3日