6500カイリを超える航行を経て、すべての科學調査ミッションを順調に遂行した2024西太平洋國際航海科學調査隊が26日、広東省深セン市に帰還した。新華社が伝えた。

8月10日に青島を出航してから、中國及び海外の60人の科學調査隊員と有人潛水艇「蛟竜號」をのせた有人潛水艇支援母船「深海1號」は、西太平洋マゼラン海山チェーンで18回の有人深海潛水ミッションを遂行した。最大潛水深度は5600m。また科學調査隊は30數(shù)ヶ所の調査エリアで海洋環(huán)境及び生物多様性の定常調査を実施した。深海生物、海水、堆積物などのサンプルを採取するとともに、1000km以上のマルチビーム測線を遂行し、海底の地形と水深の狀況を確認した。

8月18日、同日の潛水作業(yè)を完了した2024西太平洋國際航海科學調査ミッションを遂行する「蛟竜號」。撮影?王聿昊

航海首席科學者で國家深海拠點管理センター副センター長の許學偉氏は、「航海期間中に600點以上の深海生物サンプルを採取した。初期的な分析によると、そのうち10數(shù)種の新種が含まれる可能性がある。航海に參加した科學者は今後、サンプルの分子生物學、分類學、生態(tài)學などの研究を行い、深海生態(tài)系及び環(huán)境への理解を深めることになる」と述べた。

蛟竜號は今回の航海で初めて外國籍科學者を乗せ潛水作業(yè)を行った。中國の科學者はメキシコ、スペイン、カナダなどからの8人の外國籍科學者と共に深海を探索し、深海の科學研究に貴重なサンプル資源と重要データを提供した。

2024西太平洋國際航海は「デジタル化深海典型生存環(huán)境」ビッグサイエンス計畫下の初の國際航海で、中國大洋事務管理局が主導し、國家深海拠點管理センターが計畫?実施。中國と海外の科學者が共に航海に參加し、潛水を行い、サンプルとデータを共有し、深海の生物多様性と環(huán)境保護の研究を共に推進している。（編集YF）

「人民網日本語版」2024年9月27日